2018年9月29日土曜日

航海日誌9月29日(2018)






航海日誌 9月29日から
通常コース

こんにちは、KIMMYです。
9月も最後となりましたね。今週はリピーターの皆さまと賑やかな船内からお届けします。

9月30日(日)
まずはチェックダイビング~。
今朝は「バナナリーフ(Banana Reef)」からスタートです。
流れが弱いのでのんびり&まったり、地形も楽しめるダイビング。
のんびりしていなかったのはイソマグロさん。
朝からご飯を求めて泳ぎ回っています。
角を曲がると前方に黄色い球発見!
ヨスジフエダイさんとインディアンスナッパーさんでした。
おやおや、朝からデート中のタコさんがいっぱい。
そしてしっかり手を握って離さない(笑)


「誰か来たっ!!」・・・と、急に手を離して隠れる二人。
お邪魔してはいけないので、その場を離れるとまた2人でくっついていました。
お二人共お幸せにね!

 
さて、朝食を食べてから南マーレ環礁に移動してきました。
続いては「クダギリレック(Kuda Giri Wreck)」で沈船ダイビング。
名前の通り小さい根のところにある沈船です。
スロープ沿いを降りていくと・・・・大量のキビナゴさんがキラキラ。
そこを狙うはカスミアジさん達。
カスミアジさん達がアタックを仕掛ける度に、一斉に動くキビナゴさん・・・。
しばしキラキラにまみれてみました。
キラキラの奥には沈船。
こちらにもキビナゴさん達が沢山いましたが、アカマツカサさんのお家にもなっていました。
外側には珊瑚が沢山ついていてハゼ類のお魚さんが沢山いましたね。
ヒラムシさんもお住まいでした。
 

沈船のすぐそばにある根にはオーバーハングがいくつもあって、地形も楽しいです。
キンギョハナダイさんが沢山群れていたり、こちらもキラキラしていましたよ。
 
午後はヴァーヴ環礁に移動してきたのですが、外を見るとダブルレインボーがかかってました。




 これは何かの予感!?
そして初日の夜はナイトダイビング。
「アリマタ・ハウスリーフ(Alimatha House Reef)」でSunday Night Shark SHOWです。
いつものように1匹・・・また1匹と集まるナースシャークさん。



カスミアジさんとロウニンアジさんがいつもより多い気がするのは気のせい?
・・・いや、気のせいではなかったです。
良く見ると水中でキラキラ光る生物が。



陽が落ち暗くなるにつれてキラキラが増えていく・・・。
水中なのに満天の星空を見ている様。
キラキラの正体はキビナゴさん。
ライトの下に集まるキビナゴさん。
そこへ猛スピードと抜群のコントロールで突進してくるカスミアジさんとロウニンアジさん。
「今日はごちそうだーーー!」
そんな声が聞こえてきそうなくらいの勢いでお口をモグモグしながら泳ぎ回っています。
一方、キビナゴさんも満更でもない感じで「大きいご飯きたーー」とダイバーの全身に群がって突いてきます。
感触的には足の角質を食べてもらう「ドクターフィッシュ」の全身版といったところでしょうか。
もうトラウマになりそうです(笑)
肝心のナースシャークさん・・・今日は主役を交代してもらいました。



 
10月1日(月)
昨晩は夜遅くまでナースシャークさんが遊びに来てくれていました。
主役を奪われてしまって寂しかったのでしょう。
朝になって太陽は・・・雲に隠れたまま出てくる気配がありません。
1本目は「ミヤルカンドゥ(Miyaru Kandu)」へ。
少々透視度が悪い中を進んで行くと・・・・・・グレーリーフシャークさん、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



グレーリーフコレクションin ヴァーヴの開催です。
今回はホワイトチップシャークさんとギンガメアジさんの群れも一緒です。
数も多いですが皆様、近い!!!
じっとしているだけで向こうから近くに来てくれる大サービス!!
グレーリーフさん、分かってるぅ~。



お陰で素晴らしいシルバーボディーをたっぷり拝見させて頂きました。
帰り際にはナポレオンフィッシュさんがお見送りしてくれましたよ。

朝ご飯を食べて2本目は「ヴァシュギリ(Vashugiri)」へ行くことになりました。
ここではリーフに沿ってドリフトダイビングをしたのですが、もう1つ。
ゴシキエビさんのお宅拝見!
Vashugiri3丁目のゴシキ団地を覗かせて頂きました。
ご自慢の長くて白い髭が少々ぶつかろうと皆様、仲良く暮らすこの団地。
左右は若干狭いですが奥行きがございます。
あまりダイバーに慣れていないのでしょうか。
身を乗り出してダイバーの様子を伺っています。
少し離れた4丁目にも団地を発見。
5匹のゴシキエビさんがご近所同士寄り添って暮らしていました。
所々でブラックピラミッドバタフライフィッシュさんやキンギョハナダイさんが沢山群れていて、とても奇麗でしたよ。

 
10月2日(火)
まずは「クナバシコーナー(Kunavashi Corner)」へ行ってみました。
色とりどりのソフトコーラルがスロープとオーバーハングについていてお花畑の様です。
その上にはキンギョハナダイさんが沢山群れています。
前方ではホワイトチップシャークさんが待っていてくれました。



同じ場所をクルクル泳いでいます。
オーバーハングの中には大きなチョウチョウコショウダイさんが2匹でお出迎え。



上を見上げると、ブラックピラミッドバタフライフィッシュさんが沢山群れていました。
最後は背鰭を広げたニシキイトヒキベラさんが奇麗な姿を見せてくれましたよ。
 
朝ご飯を食べて南マーレ環礁に移動してきました。
2本目は「カンドゥーマティラ(Kandooma Thila)」へ。
エントリーしてすぐに大きなマダラトビエイさんの編隊が登場!!



優雅な泳ぎを見せてくれます。
流れもあるので気持ちよさそうです。
また大きなグレーリーフシャークさんはとういと・・・
「この流れ、楽しいなぁ~。」とこちらも優雅に流れをお楽しみ中。
私達ダイバーが近くを通っても逃げません。
「流れって何?」とナポレオンフィッシュさんも顔色変えずに冷静な泳ぎっぷりでお見送りをしてくれましたよ。



 3本目は少しのんびり・・・ということで「マアフシギリ(Maafushi Giri)」でまったりダイビング。
もう夕方が近づいていたので就寝準備するお魚さん達・・・。
早くもお休み中だったのはヒトヅラハリセンボンさん。
「もう寝るから・・・」と岩陰の奥に入って動きません。
ハナミノカサゴさんも逆さになってお休み中。
一方、元気に泳ぎ回っていたのはキビナゴさん・・・。
先日のナイトダイビングが思い出されますが(笑)、沢山群れていましたよ。
また元気なホホスジタルミさんの幼魚を発見。
白黒なので目立ちますが、とても可愛いです。
可愛いといえば目の周りがピンク色で女子力が高い(?)アカメハゼさん。こちらも沢山見かけましたね。
砂地でゆらゆらしているチンアナゴさんにお別れをしてエキジット~。
のんびりまったりダイビングをして、後半戦へ備えます!
 
10月3日(水)
いよいよ今週も折り返しとなりました。

今朝はもう一度「カンドゥーマティラ(Kandooma Thila)」へ。
昨日より流れは穏やかでした。
まずはギンガメアジさん。ライトに照らされてキラキラ光っています。
そこへひょっこり現れたのは・・・・大型のナースシャークさん。
「うわっ、ダイバーだーー!」と慌ててひっくり返るように180度Uターン。
人間なら腰を痛めそうな勢いでした(笑)
今回はマダラトビエイ先生による流れに逆らう時の泳ぎ方講習が開かれていました。
大きなマダラトビエイ先生が4枚。
生徒はグレーリーフシャークさん。
至近距離でお見本を見せてくれました。
お邪魔をしないように静かに講習会を見ていると下から・・・・
「ちょっと~、良く見てよーーー!」と声が聞こえます。
ふと見ると、小さいオニカサゴさんが2匹も上手に擬態していました。
根の一番東側ではオオメカマスさんが「ここで終わりだよ~」と目印のように群れてお見送りしてくれました。


 
朝ご飯を食べてパワーチャージしたらドリフトダイビングへ~。
「メドゥーファル(Medhu Faru)」へ行くことになりました。
エントリーしてすぐにテングハギモドキさんの群れがお出迎え。
ちょっと進むとヨスジフエダイさんがスロープ沿いにびっしり。
流されない様に石の影に隠れながら必死に泳いでいました。
コーナーのところでは大きなマダラトビエイさんがヒラヒラ。
そして大きなアオウミガメさん。
「今日の海はどうかのぅ・・・」
図鑑に出てきそうなキメキメのモデルポーズで、じぃーーーと外洋を眺めています。



この子に驚いてはいけません。
お隣にはもっと大きなアオウミガメさんが!
どっしりとした身体を重そうに浮かして泳いでいきました。
 
3本目は「ヴェラッサル・ハウスリーフ(Velassaru House Reef)」へ。
砂地には各種ハゼさんがかくれんぼ。
リーフの方へ行くと・・・黄色くて四角いミナミハコフグさんの幼魚を発見!!




ちょこちょこ泳ぐ姿がなんとも愛らしくて可愛いですね。
ダイバーに慣れていないのかすぐ隠れてしまいました。
スロープ沿いにはやや小ぶりのイエローバックフュージラーさんやバナナフュージラーさんが群れて奇麗でしたよ。


10月4日(木)
今朝はマンタ様とのデートからスタート。
「ランカン・マンタポイント(Lankan Manta Point)」へ。
今週のマンタ様は・・・・・?!
エントリーするとクマザサハナムロさんの大群がリーフに沿って長い列を成しています。
そこを「ちょっと失礼します」と掻き分けて行くと・・・・
マンタ様~~っ!!!



空を舞うのは3畳サイズが1枚。
そのマンタ様も、あまりのダイバーの多さにびっくりしたのか去ってしまいます。
お隣のクリーニングステーションへ行ってみると
6枚のマンタ様が乱舞乱舞!!


 どのマンタ様も大きい!
ちょっと振り返ってみるともう1枚のマンタ様がすぐ頭上に!



「クリーニングしたいな・・・どうしようかな・・・・」
と手前でしばしホバリング。
「やっぱり後にしよ~」と後にしてしまいましたが、のべ8枚のマンタ様が会いに来てくれましたよ。
 
ランチの後は「スモールマーギリー(Small Maagiri)」へ。
いつもより少々流れていたのでヨスジフエダイさんが小さい根の北側に固まっていました。



ゴシキエビさんは少々お引越ししていましたが、砂地にはイレズミウミヘビさんもいるしメンバーは変わりません。
今回は幼魚にスポットライトを当ててみたいと思います。
まずはホホスジタルミさんの幼魚。まだ小さめなので泳ぎが機敏です。
ハードコーラルの間にミスジリュウキュウスズメダイさんと一緒に隠れていたのは、ドリーちゃんことナンヨウハギのお子様。2匹もいましたよ。
砂地からはホシテンスさんとハゲヒラベラさんの幼魚。ホシテンスさんの幼魚は本当に小さくて体長5ミリ程の大きさしかありませんでしたが、健気に泳いでいました。
いつものメンバーに会うのも良いですが、この幼魚達の成長を見守る楽しみが出来ましたよ。

 10月5日(金)
朝は昨日と同じく「スモールマーギリー(Small Maagiri)」へ。
エントリーするとムレハタタテダイさんとヒラニザさんが盛大にお出迎え。



砂地のスロープでホシテンスさんとにらめっこをしながら根に向かっていくと、ヨスジフエダイさんが待っていてくれました。
クダゴンベさんやムスジコショウダイさんにもご挨拶。



「あれ?昨日会わなかったっけ?」と不思議そうな顔で見つめられてしまいました。
何度来ても、いつものメンバーに会える安心感と新しい発見があるので飽きませんね。
今朝はモンハナシャコさんにも会えましたよ。



朝ご飯後は「やっぱりもう一度マンタ様に会いたい!」ということで「ランカン・マンタポイント(Lankan Manta Point)」へ。
今日も待っててくれるかな~・・・とドキドキしながら行ってみると・・・・
シーーーーーーーーーーン・・・・
あれ?やっぱり今日はお忙しいの?
その代わりと言っては何ですが、チョウチョウコショウダイさんが何匹もフラフラしています。
グルっと周辺のクリーニングポイントを周って戻ってみても、来ている気配がありません。
ん~・・・ダメなのかな・・・。とまた移動し始めようとしたところに、大きなナンヨウマンタ様が登場!!!!

マンタ様、焦らし過ぎです!!!



1枚だけかかなと思ったらまた1枚、また1枚と増えていき、最終的には6枚のマンタ様が乱舞!



乱舞している所にクマザサハナムロさんが群れでクリーニングステーションを横切ると・・・・
マンタ様がど真ん中にアタ~ック。
決してカスミアジさんの様にアタックするわけではありませんでしたが、群れに突っ込んでいくマンタ様のお姿はとてもお茶目でした。



 
いよいよ今週もラストダイビングを迎えてしまいました。
ラストはやっぱり「フィッシュタンク(Fish Tank)」で締めましょう。
今日は各種ウツボさんがよく泳いでいました。
新居探しでしょうか。
砂地で争っているウツボさんもチラホラと・・・。
ウツボ界も大変そうです。
そんな中をオグロオトメエイさんがひっきりなしに飛んで来ます。
すぐ近くまで飛んできて急旋回しても、目線はしっかりこちらを伺っている様子がよく分かりますね。
エイの裏側はゆるキャラみたいな笑顔をしていますが、本当の顔は・・・。
目がギョロっとしていて睨まれると怖いです(笑)
最後は大きな大きなナポレオンフィッシュさんがお見送りに来てくれましたよ。
終了~!!!・・・でなはくドーニーに上がるとイルカさんの大JUMP~っ!!!
もう少し時間が後だったらイルカさんに会えたのかな?
残念ですがまたの機会に!





今週も無事に終わることができました。
ご乗船ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。



*写真提供ありがとうございます*
フクオカさん