3月25日~04月01日 航海日誌 南周りコース
ダイビング 初日
まずは「スモールマーギリ」でチェックダイブ。とは言ってもゲストは全員モルディブの海に慣れている人ばかり。最初から水面でなくて水中集合、特にチェックすることもなく普通にファンダイブな1本目。
入ってすぐにムレハタタテダイがお出迎えです。浅場でまとまっているとキレイですね。根周りではヨスジフエダイの群れと戯れ、砂地ではホシテンスやオビテンスモドキの幼魚などを見て、リーフ沿いのサンゴのところではスズメダイやチョウチョウウオで癒されエキジット。こんなまったりダイブは、今週はこの1本だけですよ(^_-)-☆
南マーレ環礁へ移動して、「カンドゥーマティラ」へ。アウトの流れかと思ったらインのミディアムカレント。マダラトビエイ14枚にギンガメアジの群れ、グレーリーフシャークにイソマグロ、大きなナポレオン。とっても良い感じなのにも関わらず、物足りないと言うゲストたち。赤道が大当たりしたので期待値が上がっているそうで・・・なんだかとてもハードルが高くなっています(-_-;)
更に南下して、3本目はヴァーヴ環礁でチャネルダイブ。インの程よい流れでサメ三昧(^_^) 浮上してからイルカの群れにも遭遇です♪
ダイビング 2日目
1本目は、ソフトコーラルがキレイな「ゴールデンウォール」。インのミディアムカレントで20m以上見えています。エッジにつかまり、ギンガメアジ、イソマグロ、ホソカマスなどを見た後は、ポイント名の由来となっている黄色いソフトコーラルがびっしりと付いているリーフ沿いを程よくドリフト。
2本目は、人気のポイント「フォッテヨ」です。透明度は良いけれど、思いのほか流れが弱くてまったりお魚観賞。ガイドが遠くを指差す先には・・・アケボノハゼ!
いやいや、ハゼは近くで教えるものでは?(笑)
でも遠くからでも分かりやすく数個体が穴から出ていました。固有種のコラーレバタフライフィッシュもゆっくりと撮影できて良かったな~
次はミーム環礁へ移動して「ヴァンフラヴァヒ」で潜ります。ここでも何故か流れが弱く、のんびりダイビング。南周りは、流れのあるチャネルで大物を狙うはずなのに・・・。
海から上がったら久しぶりの雨で、季節の変わり目を感じました。すぐに雨は止みましたが、こうやって段々と乾季から雨季になっていくのですね。
朝一は、このコースでは珍しいマンタ狙いのポイントです。アウトの流れでしたが、クリーニングステーションにマンタは不在(>_<)
でも砂地やリーフで、皆それぞれ被写体を探して写真撮影を楽しんでいました。大物にしか興味ないかと思ったら、意外とマクロも好きなようで、小さい物も写真に収めていましたね(^_-)-☆
その後、今回の最終目的地のター環礁まで移動してチャネルダイブ。水色良く、インカレント。そして、またしても流れはスモールです!
遠く離れたター環礁まで来たけど流れがないなんて・・・。流れを止めているのは誰??!!!
まったり泳いでいると、前から近づいてくる大きな物体が!
何かと思ったら、コガネシマアジの幼魚を何匹も引き連れたタマカイです。正面顔は少しブサイク、腹回りはメタボ、でも何だか憎めない可愛いやつでした。そういえば、タマカイに出会ったのは久しぶりだな~
環礁内をもう少し南下して「グライドゥカンドゥ」へ。この辺りで、夜はジンベイ、朝はハンマーを狙います。3本目は、ここのポイントでチャネルダイブ。久しぶりのミディアムカレントは心地よく、サメやアジを見た後は固有種のリーフフィッシュも堪能です。
今夜の停泊場所は、ナイトジンベイが出るかもしれないポイントで、船の後ろにライトを照らして皆でジンベイ待ちです。祈りが通じたのか割と早めにジンベイが登場したけれど、来ては去って行ってしまいなかなか居ついてくれません。口の上に赤いペンキを付け、背ビレにタグが付いているジンベイが何回も行ったり来たり。船の上から見ている吸引力は凄まじく、海流が起こり洗濯機のよう!
この子はまだゴハンの食べ方を練習中なのか、縦になってプランクトンを食べているけど、そのまま沈んでいってしまいまるで溺れているみたい(笑)
頑張れ、ペンキちゃん!!
しばらくすると、水面にモブラが登場! ジンベイとモブラの夢のコラボを激写です\(^o^)/
ダイビング 4日目
今日は朝から快晴でとってもダイビング日和(^_^)
朝一は、ハンマー狙いでブルーウォーターを泳ぎます。赤道の行きと帰りにはハンマーに遭遇できたから期待をしましたが、残念ながら今回は出会えず(T_T)
ギャンブル的なダイビングなので当たりハズレがありますね・・・。ハンマーには会えなかったけど、全員ではありませんが、イルカに会えた人もいました~
2本目も同じポイントで、今回はチャネルクロス! ということは、チャネル内に引き込まれないようにアゲインストでひたすら泳ぐ、泳ぐ、泳ぐ!!
(注 : だからソレイユは体育会系だと言われているけど、いつもではありません。今回は、ロングフィンを履く強者がほとんどだからです。)
気合いを入れてエントリーすると、予想に反し流れがなく、しかも途中からアウトカレントに。段々と透明度は悪くなり、そして・・・生命体はいない(-_-;)
ガイドのKさんは「インをアウトに変える女」などと言われていました(笑)
「ムリ コーナー」は、インでミディアムな流れの割に透明度は今一つで15m位。そんな中で、なんと全員がカジキをゲット!!
写真もバッチリ撮れて大満足♪ こういう良いことがあるからギャンブルダイブを止められないですね~
ダイビング 5日目
今日は北上しつつ、ミームからヴァーヴ環礁にかけてチャネルを3本潜ります。
1本目は、昨日カジキを見た「ムリコーナー」。同じポイントだからと言ってカジキがまた見られるとは限りませんが、ついつい期待をしてしまいます。流れはインでミディアム、透明度は20m位でなかなかのコンディションです。カジキはいませんでしたが、サメやアジ系の他にマダラトビエイ8枚にモブラも登場です。
行きにも潜った「ヴァンフラヴァヒ」は、今回も流れがスモールでしたが、透明度は25m位見えていて魚影が濃いことには変わりません。グレーリーフシャーク、マダラトビエイ、ギンガメアジ、ロウニンアジ、イソマグロ、ホソカマス、バラクーダ、インディアンバナーフィッシュ、コラーレバタフライフィッシュなどなど。
ヴァーヴ環礁まで戻ってくると、南周りコースの終わりが近づいてきているのを感じます。「ミヤル カンドゥ」は、いつもはサメ祭りですが、今日はロウニン祭りの海でした。
アリマタ停泊ですが、ナースシャークナイトは行かなかったので、逆にサメの方が船の後ろに遊びに来てくれました。
ダイビング 最終日
気が付けば明日は帰国日で、残されたダイビングはあと3本です。
今朝は、もう一度「ミヤル カンドゥ」を潜りますが、時間的にはアウトの流れかも・・・?
でもカレントチェックをすると程よいインの流れで透明度も良い!
サメサメサメを見た後にチャネル内をドリフトしているとモブラが寄ってきて、安全停止中も含めずーっと私たちの近くにいてくれました。
「カンドゥーマ ティラ」では、スモールのインカレント、透明度は30m位見えています。潮上ではグレーリーフシャーク、ロウニンアジ、ギンガメアジ、イソマグロなどがいて、サンゴブロックの所にはムスジコショウダイ、コラーレバタフライフィッシュなどがいます。根の上にいたアオウミガメは、全く逃げずにじーっとこっちを見ていました。
今週の締めのダイビングは、「フィッシュタンク」です。ここには、ものすごい数のムレハタタテダイやオヤビッチャ、ツカエイは何枚もいるし、コバンザメだけでも群れています。ウツボの種類も盛り沢山、ドクウツボ、ニセゴイシウツボ、サビウツボ、ナミウツボ、クモウツボ、ゴマウツボ。まるで水族館の中で潜っているような感じです。
海の大自然は、透明度が良い時もあれば悪い時もあり、流れがある時もあればない時もあり、大物に出会う時もあれば何もいない時もあります。何がでるかが分からないワクワク感があるから皆リピートしてしまうのですね!
今回はカジキ、イルカ、ナイトジンベイ、マダラトビエイ編隊、レアなタマカイなどなど色々なものに出会えました。そして何よりこの楽しいクルーズを皆で共有できたのが一番の良い思い出です(*^▽^*)
私事ですが、4ヶ月のヘルプ生活も段々と終わりが近づいてきました。皆さんとこの航海日誌でお会いできるのも今回で最後となります。ソレイユ号でご一緒した方、航海日誌を読んでくださった方、本当にありがとうございました。
それでは、またいつか皆さんとモルディブの海でお会いできることを楽しみにしています(^O^)/
ご乗船誠にありがとうございました。
《写真提供》
ようこさん、さっちゃん、しおママ、こんさん
ありがとうございました(^O^)