2017年8月26日土曜日

航海日誌 8月26日(2017)

20170826航海日誌

みなさん、こんにちは!

今週は、シニアダイバーズクラブの皆様のチャーターサファリ。

なんとっ平均年齢69.7歳!!でも、みなさんめちゃパワフルです!!船上も賑やか^^そしてみなさん、色んな海を経験されていて、経験本数もびっくりのびっくり☆

今シーズン5週目サファリをNAHOがお伝えします。

ダイビング1日目。

まずは、リゾートのハウスリーフでチェックダイブをしてから、アリ環礁へ向け移動です。今週はなかなかの揺れ。でもダイビング歴も長く色んな海でのご経験のある皆様、船の揺れなんてなんのその。



2本目は、バタラマーガへ。

リーフ沿いを流しながら、丸々と太ったグレーリーフシャークを観察。

ホソカマスはリーフトップで光をバックに群れています。1畳サイズ?のナポレオンはダイバーと一定の距離を取りながら、行ったり来たり。




そこから、今晩はナイトマンタを予定。

フェスドゥラグーンまで船を走らせます。

先週は、チラリと現れるだけで、なかなか定着してくれなかったマンタさん。今週は…?と、トライするも…マンタはやはり現れず。

同じく停泊している他の船2隻にもマンタは現れず。そして、夜も大事な楽しみ^^ということで、20時のタイムリミットを迎え、乾杯スタート^^

移動疲れもあったせいか、22時頃には就寝。明日のダイビングに備えます。

その後マンタは…というと、23時頃一瞬姿を見せてくれましたが、みなさんを起こすほど長くは居てくれず…証拠写真をと撮った私の携帯写真もブレブレ…笑。



ダイビング2日目。

アリ環礁西側の大きな根のポイントでダイビング。

大きすぎて、ダイビングスタイルとしてはリーフ沿いを流します。

緩やかな流れでしたが、魚影が濃い一本。

クマザサハナムロの群れやグレーリーフシャーク・マダラトビエイ。そしてここの目玉はオニハタタテダイの群れ〜。

写真映えする素敵なボディー^^エキジット間際には、バラクーダの群れも登場し、大満足の1本でした。






そこから、2本目はフィッシュヘッドへ。

黄色い絨毯のベンガルスナッパーと戯れることができるこのポイント。

今日はそれに加えて、ムレハタタテダイがいつも以上にギュギュギュッと集まっていて、いい感じ。

グレーリーフシャークもウロウロしてくれて、さすがのフィッシュヘッド。





3本目は、マンタ狙いでアリ環礁のマンタポイントへ。

タイミングも見計らったはずなのに…なんとマンタなし。

あれれれれれれー…ということで、クリーニングステーションで待機していると、アスラムマンタが登場です!手にロングフィンを取り付けて、クリーニングステーションに現れたアスラムマンタ…あれ?アスラムってクールな恥ずかしがり屋じゃなかったっけ??笑。貸切アスラムマンタを楽しんだのでした…


今日は早めに宴会開始!!すると…浴衣姿で登場されるゲストさん^^

記念ダイブのお祝いに浴衣をプレゼントしていただいたと。

素敵な浴衣〜そして、プレゼントなんてかっこよすぎるー!!せっかくなので、Soleilバックにハイポーズ!!


ダイビング3日目。

まずは、人気のクダラティラで1本目。

小さな根のポイントには、たくさんのダイバー…潮あたりも程よい感じで、中層ではカスミアジ・ロウニンアジがクマザサハナムロにアタック中。

水底ではヨスジフエダイがぐっしゃり。

みんなで流れに向かって泳いでいる姿を正面から見ると…「あっち向いてホイ」をしたくなるのは…私だけ??笑。




そこから、ジンベエサーチエリアへ。

今週は風が強く、本船を外洋に出せないので、ドーニでサーチ。

サーチ早々、たくさんボート集まったエリアを発見。

これは今まさに出たのでは??という雰囲気。

近くをサーチしながらも、ジンベエが進んだと思われる進行方向先からエントリー。

来るか?来るか?と思いながらも現れず…あの個体はきっとどこかに行ったなぁと思っていると…ダイブタイム20分過ぎに正面からジンベエキタ〜!!

正面から来るジンベエを見て、通り過ぎたジンベエを追いかけようにも、今日の流れはとてもじゃないけど、前に進めない…笑。」

たった30秒くらいのランデブーでしたが、全員でバッチリジンベエを見ることができて、ホントよかったー!!

なんてったって、シニアダイバーズメンバー…色々心配したのもなんのその^^

そのあと、水面ジンベエをもう一度発見し、もう一目見たいメンバーがジャンプし、スノーケルへ。

大波の中、水面ギリギリを正面から来るジンベエに大満足でした。

あー、ほんとにみんな見れてよかったー^^これにてジンベエ任務は終了。



3本目は、リーフを流しながらのマクロダイビングへ。

砂地なので、ハゼを狙いましょう!なんて話して、25分は砂地にべったり笑。

そのおかげで、久しぶりにトールフィンも発見^^

何たって25分砂地にべったりですからねー^^

「私も見て^^」と言わんばかりに、コガネシマアジの群れやマダラエイが近寄ってきていました。








ダイビング4日目。

まずは、通称ツバメウオの根でダイビング。

緩やかな流れで、潮あたりのいい所には相変わらずのぐっしゃりツバメウオ^^マダラトビエイも気持ちよさそうにホバリング中です。

根のトップのキラキラ珊瑚はイチ押し^^



そこから、再度マンタ狙いで、クリーニングステーションへ。

エントリーすると、1枚のマンタがフラーっと立ち去るところ…

えー!!前回のマンタなしagain?!と心配していると、あっという間にマンタが戻ってきてくれました。

しかも、1枚また1枚と続々増えてきて、BKS公式記録は7枚^^しかも、マンタのウンチシーンも見れて、なんだか運(ウン)がある!!^^前回のリベンジ達成で、ガイド人もホッと一安心^^




そこから、Vaavu環礁に向け移動です。風も穏やかで環礁越えもスムーズ。

Vaavu環礁西側のチャネルポイントで潜り、夜はナースシャークナイトへ。

停泊場所に到着すると、雨がザーっ!!その後には虹〜!!


サンセットからエントリー。

しかもエキジットまで貸切で堪能できたナイト。

特に今晩は桟橋下がぐしゃぐしゃしてました^^

ナースシャークにまみれ、一緒に記念撮影も☆たくさんのカスミアジ・ロウニンアジがウロウロしている姿に大興奮でした。




ダイビング5日目。

ダイビング最終日。まずは、チャネルダイビング。

残念ながらoutカレントも緩やかな流れ。

エッジ付近を行ったり来たりしたチームは、アケボノハゼget!!リーフ沿いを流したチームは、ふらっとマンタが登場!!


そこから北上して南マーレ環礁へ。

これまでも面白いポイントではあったカンドゥーマ。

今シーズンさらにGOOD!!

今週も程よいoutカレントでエントリー。

潜行中から、マダラトビエイやグレーリーフシャークがウロウロしているのが見えています。

流されないように全チームで着底完了!潮あたりのいいところにしばらくとどまり、大物祭りを堪能しました。






最終ダイビングは、スモールマギリ。

ヨスジフエダイの群れで戯れた後は、マッコスカーズフラッシャーを観察。マクロも楽しんだ最終ダイブでした。





今週は、全15ダイブ。

みなさん、パワフルに潜りました^^ジンベエもダイビングでもスノーケルでも見ることができて、ほんとよかったー!!

人生最後のモルディブというゲストさんも…そんなこと言わず、またみなさんでお越しくださいね^^お待ちしております☆


今週の記念ダイブ
あいこさん 3400Dive
えいこさん 2200Dive
おめでとうございます!!

写真提供
たまさん、あいこさん、池田さん

2017年8月19日土曜日

航海日誌 8月19日(2017)

みなさんこんにちは、KIKOです。

ソレイユ2利用でスタートしていた2017-2018シーズンでしたが、メンテナンスが段落ついて、我らホームシップのソレイユ号に帰ってきました(^ ^)

BKS創業初期から第一線でモルディブの海を走るソレイユ号、これからもよろしくお願いします(^ ^)

毎年夏にBKSをリピートしてくれるお客様や、すごく久しぶり&初めましてのお客様、そして立川の
「セイルアウェイ」さま  http://www.sailaway.co.jp 
にご乗船いただきました。

それでは、今シーズンのソレイユ号処女航海に出発!

初日1本目はバナナリーフにて。昨夜、お客様のロストラゲッジが発生して、また空港に戻るということで、近場でチェックダイビングです。

地方空港を出発して、バンコク行って、シンガポール行って、最終目的地のマーレへ。経由が多くなると荷物の心配が出てきますね。。。シンガポール航空からは着替えのTシャツとアメニティーグッズをもらったそうです。

KIKOが納得した言葉が「器材レンタルしても海パンないから潜れないよ〜」。なるほど、海パン1枚は手荷物バッグに入れたほうがいいのかも(^_-)




2本目は早々、マンタ狙いのランカンです。そして的中、8枚マンタのクリーニング(^ ^) 岩陰にほとんど見かけないシビレエイも発見(^_-)

3本目はフィッシュタンク(魚工場)。

午後の3本目の頃合いにエントリーすると、魚工場から屑を投げる時間にあたるんでしょうね、魚影が防波堤下に集中するようになります。

オグロオトヒメエイの数が増えて、それを見越してスノーケラーとダイバーも増える(笑) 擬音語で表現すると「わちゃわちゃ」かな(笑)

景気良く環礁移動するぞ〜と思っていましたが、本船のエンジンスクリューの回転数が上がらない(冷汗)

クルー達で復旧を試みますが、部品の調達など今晩中に解決させるのが良策ということで、初日の環礁移動は我慢してマーレからエンジニアを呼びました。0時を過ぎても作業は続く。。。







2日目、日が昇るのを待ってエンジンの作動を確認、今日から南下開始です。

向かうは今シーズン好調のカンドゥーマ。アウトゴーイングのミディアムカレント。

潮あたりの先でグレーリーフ30オーバーとマダラトビエイ30枚編隊登場。潜降の速さや強いドリフト中の中性浮力にテクニックを要しますが、充実度の高いポイントです。

2本目も、もう一回カンドゥーマ(^ ^) アウトからインに潮が切り替わった直後でした。

水中生物も潮向きに従って場所移動するんでしょうね。

グレーリーフの大移動にちょうどあたって、50匹?もっともっといたと思う、サメの大名行列!デコとエアーの限界があるので浮上となりましたが、大名行列はまだまだ続いていました。

モルディブ数十回リピートのお客様発言「今まで潜ったカンドゥーマのなかで、今のは最高!d(^_^)」











さらに南下してアリマタのナイトダイビング。

今日はサメづくしだ〜*\(^o^)/* 生物との距離感が近すぎて、決して触りたくないのに、擦りそう擦られそう!

その後、アリ環礁に向かって夜間移動。初日の足止めで不安にさせてしまいましたが、これで航程修正。ジンベエサーチエリアに無事に辿り着けました(^_-)







3日目はクダラから。

程よい流れでヨスジが密集。オーバーハングの中だったり、ピナクルに沿っていたり、いろんなアングルから眺めることができるので、何も考えずに黄色い群れに身を委ねていると、45分のダイビングが短いと感じますね。



ジンベエ探しはサンアイランド方面で、サーチボート密集地帯にソレイユも合流しました。

いろんなところから何十人とスノーケラーが飛び込み、見つけた個体は早々に深場に泳いで行ってしまったので、ダイビングに切り替えます。

アスラムがスノーケルでジンベエを追尾する方角を目印に、エントリー直後に浅場で1個体。

行ってしまったジンベエちゃん、また戻ってこないかな〜と期待しながらリーフを流しますが、もうそろそろ安全停止の時間でふと気を緩めたとき、深場からぬっと現れたジンベエ。

そんなタイミングなのでスタートダッシュが遅れてジンベエに追いつけない!やはりこのダイビングは最後まで油断してはいけないな〜





今日中に北アリに移動して、今夜はドーニミギリ沖に停泊予定なので、本日最終と明朝の続けて2本をフィッシュヘッドで潜ることにしました。

エントリーが17:30、すっかりナイトダイビングです(^_-)

ここは、ベンガルスナッパーの多さでピナクルが黄色に覆われる、モルディブ全域の中でも超有名ポイント。

昼間入ると、さほど活発な動きはしない群れたちですが、サンセットに入るとライトが刺激になって、ベンガルスナッパーが縦横無尽に動きます。

自分が魚を操っているような感覚。

昼と夜で習性が変わるのを観察するのも楽しいですね(^_-) 透視度が落ちてしまうのが難点なんですけどね(苦笑)

そうそう、この朱色のイボウミウシ、沖縄でガイド経験のあるお客様の撮影なのですが、沖縄でも見たことがないそうです。図鑑を見ましたが判明せず。固有名ご存知の方、教えてください(^ ^)










4日目はアリ西側へ。

雨季特有の浮遊物がなくて、ブルーが抜けている〜\(^o^)/

その代わりの条件は、ミディアムストロングのインカレント!

前半はアゲインストで粘り、後半は一気にドリフトです。

グレーリーフ・ホワイトチップ・マダラトビエイ編隊・ナポレオン・オニハタタテダイ群れ・スイートリップ群れが一同集まるブロックもあり、楽しいダイビングでした(^_-)



3本目はシャンデリアケーブ。

2本目のように強い流れの時間だったので、ソフトコーラルが一面咲いていました。ずっと見ていたい造形美です。



今夜はナイトのマンタ狙いでフェスドゥ停泊です。

ソレイユ以外にも4艇いたので安心した気持ちでマンタを待っていましたが、昨シーズンの成績不振を思い出す素っ気なさ(汗) どうやら、1枚か2枚がそれぞれの船を回っていて定着していない様子。

夕飯も食べて22時まで状況を見ましたが、今夜は断念(>人<)

5日目はアリ東側に移動して、透明度が期待できるポイントへ。

この日はグレーリーフとの距離感も近くていい眺め〜(^ ^)

フュージラーが多くてサメがアタックを仕掛けるシーンが何度かあるなかで一時、ダイバーがフュージラー玉に包まれて、そこにグレーリーフが突っ込んで来た!サメが大口開けて食いかかろうとしている顔をあんなに近くで、初めて真正面から見ました。

変な汗が出ちゃった〜!鳥肌立ったよ〜!




2本目・3本目は、ハフザとマーヤで根のポイントを2本。

ホウセキキントキ群れ、ちびマダラ、潮あたりでグレーリーフ、コガネシマアジ群れ、マダラエイ、タイマイ、ミナミハコフグ幼魚を観察。







ナイトのマンタを諦めきれなくて、夜はマーヤに停泊して、2夜続けて粘ることにしました。

すると8時頃にマンタ出現!「今夜こそは逃さない」という気合いで大急ぎでタンクを背負っていると、いつの間にかふらっと消えてしまった(>人<)

水中ライトをセットしてしばらくスタンバイしますが戻って来ず、今夜も断念(>人<)

本船からチラ見できたマンタ、次回こそダイビングで見ましょうね!



金曜日は、サンライズ前からマーレへの帰路。1日早く下船のお客様の送りをはさんでのダイビングです。

ナシモのブルーケーブで、開いて綺麗なソフトコーラルとイソマグロアタックを楽しんで、最終ダイビングは、リクエストでフィッシュタンクをもう一回。

もうそろそろ流されて安全停止かなというとき、大音響でイルカの鳴き声が聞こえます。

これは絶対側にいる!全員で沖に向かって猛ダッシュ!でも泳いでも泳いでも影が見えない。。。

泳ぎ疲れてドーニにエキジットしてから、船に寄ってくるイルカちゃんたち。意地悪だけど可愛いから許すけどね〜(^_-)





土曜日下船の最終日、希望の人でフルマーレ観光です。

この中に、観光だというのにラッシュの人がいるでしょう?この方、海を感じるのが好きで、3本目のダイビングのあとに2時間ぐらい泳ぐんです。

空港で帰国のチェックインするのにお別れする前も、桟橋から海を眺めて黄昏ておられました(^_-)

サファリは常に洋上生活。寝ても覚めても360度の水平線を感じることができる、日本ではなかなかない非日常です。

皆さんも、モルディブの景色に癒されに来てください。ソレイユ号でお待ちしております(^ ^)





《今週の記念》
お誕生日おめでとうございます、モッチさん!(セイルアウェイさま)

《写真のご提供》
福ちゃん、菜央さん、矢崎さん