2018年7月14日土曜日

航海日誌 7月14日(2018)

いつもご乗船ありがとうございます。KIKOです。

いよいよ7月14日から2018-2019年のBKSサファリシーズン開始しました。
2018-2019年シーズンも、スタッフ一同、安全管理強化とサービス向上により一層努めてまいりますので、今後ともお引き立てのほど、よろしくお願い致します。

では第1週目、7月14日~21日、ソレイユ2号使用、7泊限定通常コースのログレポートです。



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日本人スタッフは7月12日にモルディブに戻りましたが、風がつよーく、雨スタートになりました。

1本目はお馴染みスモールマーギリといきたいところでしたが波が高く、フィッシュタンクでチェックダイブでした。水底の砂が撹拌されたみたいに浅いところは真っ白の透明度 ∑(゚Д゚) 水深を下げれば透明度回復、ここのムレハタタテダイは密度が濃いですね。魚のアラを食べて、一個一個が太っているのはいささか気になりますが~(笑)




2本目はカンドゥーマ。
「私たちガイドも2ヶ月ぶりのモルディブだから、今週はゆっくりいきましょうね~」
とブリーフィングしたはずが、初日からストロングカレント!ということで記録写真は無し!(笑)

定番のグレーリーフ、ギンガメ群れに加えて、マダラトビエイ10数枚の編隊。

流れは強いし透明度もあまりで奥は見渡せませんが、(カメラが無い分)しっかり観察できました (^_-)

3本目はナースシャークナイト。
この日はアリマタに停泊するサファリ数が少なくて、水中混雑なく潜ることができました。
ダイビングの後半の桟橋下にナースシャークが集中!ついつい、50分超えのロングダイブになってしまいました (^-^)


2日目1本目、インカレントのアリマタチャネル。
透明度が上がって清々しい~ グレーリーフの回遊と、エッジから這い上がってくるギンガメ&クロヒラの群れを見たあとは、水面近くを通るマンタレイ。真っ白い砂地までドリフトしてフィニッシュ。ブルー&ホワイトに癒されました (^_-)

このあとはアリへの環礁移動でしたが、、、強い西風と高波で、後ろを走るドーニが徐々に遠のいていく。。。

なんとドーニ、高波を浴びすぎてクルー達は全身びしょ濡れ。エンジン格納部にも水が入って、ポンプ作業が急遽必要になってしまいました。

母船のクルーも応援に出て、総5時間の道のりでした。スタッフのみんな頑張ってくれました、ありがとう!

アリ環礁の始まりはヴィラメンドゥ。ツバメウオが多く集まる根ですが、アップカレント気味の流れあり、うねりもあり、本日はツバメウオ少なめ。根のトップのモルディブアネモネフォッシュもブラックピラミッドバタフライフィッシュも一生懸命泳ぐ泳ぐ!



夕方に近くなればなるほどカレントが強くなるので、3本目はヴィラメンドゥ内側でティラ・ダイビングのマクロ・ダイビング。

リゾート時代にハウスリーフでマクロ・ダイビングをしていた頃を思い出します。

ちょこまかと動くMany-Bands Pipefish(オイランヨウジより線が細かい)、可愛かった!







3日目1本目クダラティラ。

ミディアムカレントで、ヨスジフエダイとクマザサとカスミアジが集中!
魚たちの激しい動きにワクワクします!

今シーズンに入って聞いたところによると、クダラティラにカエルアンコウが数匹いるらしいのですが、目線は上に、群れから目が離せませんでした~ (^_-)



今日はジンベエを探したいのですが、断続的に強い雨。。。

朝ごはんを食べながらタイミングを待ちます。
小雨になった隙にドーニに乗り換えジンベエ・サーチ開始。
水面のコンディションが悪く、ダイビングに切り替えてジンベエを探しましたがタイムアップ。

先週末からの悪天で、ここ数日のジンベエ目撃情報は全くなく、アリ環礁東側を北上しながらマンタと、あわよくばジンベエを探すという作戦に変更しました。

ランチ時間、現地ガイドのAslamとIsseyはドーニに残ってマンタのチェックとジンベエ探し中。彼らの頑張りに感謝です!

北上中、Aslamから「現在マンタ8枚」のコールあり!みんなで急行します!

エントリーすると6枚のクリーニング。45分間、お腹いっぱいのマンタ鑑賞会でした!
ジンベエ諦めムードだったので、、、マンタに助けられました~ \(^-^ )






今週は乗船ゲストにヨガインストラクターさんがおられ、ヨガ教室を開催してくれました。

ジンベエ探しのドーニ待機で凝ったカラダをほぐして、マンタ話をつまみに宴会して休んで早朝5時前、「KIKOちゃんジンベエいるよ!」とルームボーイ君が叫びます!

慌ててみんなを起こしに客室にダッシュ!

船尾に姿を現しすぐ去って行きましたが、みんな大興奮!

「あっマスクがない!あーもういいや!裸眼で飛び込んじゃえ!」と思わず言っちゃうゲストさん、「それは逆に見えないし!」とみんなで突っ込むシーンあり(笑) 

全く想定していないところで出る大物はほんと興奮しますよ!



4日目は魚影の濃いティラ・ダイビングを3本。

有名ポイントのフィッシュヘッドは、魚影はもちろんのこと、ダイバー数もすごい(苦笑)

全く意に介さずお食事中のタイマイ、写真映りバッチリのベンガルスナッパーの群れ、たくさん上がるダイバーの泡を尻目に悠然と泳ぐグレーリーフ。いいポイントです。





3本目はミディアムストロングカレントのシャンデリアケーブ。
ところどころ軽くウォッシングマシーンあり。

ソフトコーラルが美しい岩場の向こうからすっと現れる、イケメンのブラックフィンバラクーダ。最後はコガネシマアジの大群。もっと潜り込みたいなと思うワイドポイントです。

後半5日目はマーヤティラ。浅いところまでグレーリーフが上がって来て、手が届くんじゃないかなと思う距離感で、飽きることなくずっと眺めてました (^_-)


マーガーもメインはサメ観察。ここも距離感近いでしょ?
リーフトップはマクロもあり。ニシキイトヒキベラもライトが当たると綺麗に。



今夜はラスドゥ停泊のため、3本目と翌朝1本目はマディバルにて。

最初のマディバルの深場、アウトカレントで透明度3~5メートルで白い闇。
グレーリーフはどこだ?ギンガメはどこだ?泳いでも泳いでもゴールが見えない(苦笑)

早朝のマディバルは久しぶりのハンマー狙い。
でもあまり流れがなく、中盤からはマディバルの特徴的なリーフへ。

外洋側にグレーリーフ・ホワイトチップ・マダラトビエイが重なって、見ごたえあるコラボでした。

1週間は早い早い。北マーレに戻ってナシモティラ。

今日のナシモのロウニンは元気でした~!
何度もクマザサへのアタックがあり、「水が動く」という表現がふさわしい!
魚が動くときの轟音、何度聞いてもぞくっとしますよ!

最終ダイビングはマーギリ。
ヨスジフエダイの群れが鉄板なのですが、マクロもイケる口なポイントです。

というのも、トールフィンゴビーがいるのです。
顔を出していたのはたったの2・3ミリ、10分は粘って見ることができたのは、2センチに満たない全長。
特徴のある背鰭をたたむとただのゴミ(笑)。
それを判別するAslamの視力はスゴイなぁ~。





2018-2019シーズンの初っ端、天候はイマイチでしたが、水中は比較的明るく、楽しい一週間でした。

一番のトピックスは、チラ見でしたが夜明け前の船尾に大ジンベエが登場したこと!全員大興奮でしたね!

何が起こるかわからないから、自然相手のアクティビティーは楽しいのだ!
また興奮を求めて、モルディブ再訪お待ちしております!


【今週の記念】
はなちゃん、1400diveおめでとうございます!
Rumi先生、200diveおめでとうございます!

【写真提供ありがとうございます】
Rumi先生 はなちゃん HIROさん TOKさん さっちゃん