2019年4月27日土曜日

航海日誌 27.APR-3.MAY(2019)


ソレイユのシェフ、ティッサの作るご飯がおいしすぎて、すくすく育ち、3週間で3キロも増えてしまったSAKIです。
インターンも最後の週となりました。
今週の海の様子は、SAKIがお伝えさせて頂きますね。

いよいよ2018-2019シーズンラスト、平成最後の航海となりました。
ゲストさまは、乗船回数20回以上のBKSをこよなく愛する超リピーター様が半数以上と、それから初モルディブのゲスト様も5名と、合計13名のダイバーさんをお迎えして元気に出港しました。初日からみなさん意気投合し、楽しい航海が始まりました。



DAY1 2019/4/19
1本目 SMALL MAAGIRI(北マーレ)
2本目 EMBUDHOO(南マーレ)
3本目 KANDOOMA(南マーレ)

1本目 『スモールマーギリで癒されましょっ
初日のチェックダイブは、SMALL MAAGIRIへ。日本のGWがはじまり、他のサファリボートからも、たくさんの日本人のダイバーさんがここに大集合。明るい真っ白な砂地が、みなさんの長旅の疲れを癒してくれます。ここは浅い砂地からスタートできるので耳抜きもしやすく安心して潜れます。
メインの小さな根に着くと、ヨスジフエダイやクダゴンベが迎えてくれます。砂地を丁寧に探せば、固有種のハゼドラキュラシュリンプゴビーが、ひっそりと。最後は、ムレハタタテダイが群れるモルディブらしい光景で癒されるダイブでした。






2本目 『マダラトビエイとモブラの編隊
EMBUDHOOでは、エントリーしてすぐにマダラトビエイの編隊に遭遇。なんと、なかにはモブラも数枚、混ざっていました!編隊を組んで、泳ぐ姿は圧巻でした。初日からのウエルカム編隊。良かった良かった🎵
それから、今日は、リピーターのゆかさんの1000本記念でした。明るく元気なゆかさん!おめでとうございます。マダラトビエイも編隊を組んで、お祝いにかけつけてくれたんですね。
最後は、チャネルの中をゆるやかな流れに乗ってのんびりドリフトを楽しめました。





3本目 『旅行の醍醐味
旅行の醍醐味って、日常とは違う観光地を訪れたり、ご当地の名物を食べたり見たり、それから、現地の人や生活と交わることですよねダイビングも同じで、ふだん潜ってる海とは、違う海で、違った風景や、違う魚やサンゴを見たり写真を撮ったりが楽しみですね。
ここKANDOOMAでは、モルディブの固有種の魚に、すぐに出逢えます。初めてモルディブに来られたゲストさまには、おすすめです。REEFの上には、コラーレバタフライインディアンバナーフィッシュパウダーブルーサージョンフィッシュの3種が集まっています。旅先でご当地グルメを食べるように、海ではご当地のお魚を観察しましょということで、初モルディブのゲストさまと、事前に図鑑で予習してから潜ったので、すぐに固有種をみわけることができて、みなさん、楽しまれていました。







DAY2 4/29
1本目 KANDOOMA(南マーレ)
2本目 GRAIDOO(南マーレ)
3本目 FISH HEAD(北アリ)
4本目 ナイトマンタ(北アリ)

1本目 『KANDOOMAのレギュラー陣
今朝の1本目もKANDOOMAに行ってきました。レギュラーの魚たちが待っていてくれました。太っちょのグレイリーフシャークは深場をうろうろ。遠くにはギンガメアジが群れています。それから、沖から突如現れるメタリックカラーのイソマグロはまるで弾丸みたいなボディです。マダラトビエイは水底に着底してご飯中でした。今日もレギュラー陣が勢ぞろいのKANDOOMAでした。




2本目 『がんばってがんばって
アウトの流れの中、リーフエッジを目指します。流れはちょっとアゲインストですが・・・。がんばってがんばって泳いで、リーフエッジに到着すると!!!リーフエッジの上ではマダラトビエイがひらひらと接近してきます。リーフエッジの下にはサメいっぱいうろうろと、リーフ沿いにはギンガメアジの群れ。がんばってがんばった甲斐がありました。





3本目 『モルディブエースポイント』
ここで釣りをすると、魚のボディはサメに食べられ、魚の頭がだけが上がってくると言うほどサメが多いというのが、このポイントの名前の由来だそうです。モルディブで人気の有名なポイント。
エントリーすると、残念な透明度で、根の近くにくるまで、なかなか見えてきません。。。みんな、ガイドを見失わないように必死にガイドの後を泳ぎます。根が見えてくると、そこには、躍動的なシーンが繰り広げられていいました。まず見えてくるのは、根を覆うように群れるクマザサハナムロやイエローバックヒュージラーの群れ。まるでカーテンをかけたように群れる魚たちに目を奪われていると、突如後ろから現れるのは、まるでメタリックの弾丸のように見えるボディのイソマグロたち。その下には、グレイリーフシャークがうろうろと徘徊しています。見上げると、カスミアジ・ロウニンアジ・コガネシマアジ達が目をギラギラさせながら、果敢にクマザサたちの群れに突っ込んでいます。逃げ惑うクマザサたちは、まるで降り注ぐシャワーのように、猛スピードダイバーを通り過ぎます。まさに弱肉強食の海の様子が見られます。そんな捕食シーンとはうらはらに、優雅に泳ぐマダラトビエイが通り過ぎたり、平和な感じで群れるムレハタタテダイ。根の上には、固有種のベンガルフエダイとヨスジフエダイが、流れる川のように群れています。どこを見ても、迫力満点のFISH HEADさすがエースポイント。濁っていても、躍動的な水中世界が私達を楽しませてくれました。





4本目 『オールナイトマンタ』
夜は、ナイトマンタ。今日は、大&中&小、3枚の女の子のマンタがやってきてくれました。前半は、横まわりの動きで大きな口を開けて、みんなの近くをスレスレで通りすぎます。みんな、マンタにビンタされそうで、どきどきわくわく マンタにならビンタされてもいいと思ってしまいます。後半は、縦周りの動きでバク転をしながら、優雅かつダイナミックな動きの捕食シーンを披露してくれました。途中は、あまりにも捕食に夢中になった2枚のマンタが、ぶつかるというシーンも!!!優雅なマンタのダンス見とれて、あっという間に時間がすぎました。後ろ髪をひかれるように未練いっぱいのダイバーさん達に、申し訳ないですが浮上のサイン。今回、初マンタのゲストさまが、2名いらっしゃり、とても感激していました。エキジット後もマンタ達は捕食を続け、夜中1時半頃までいてくれました。朝5時くらいに見てみると、今度は小さめのマンタが2枚捕食をしていました。オールナイトで、捕食しているマンタ達は、水中からも本船からも、みんなを楽しませてくれたのでした🎵







DAY3 4/30
1本目 FISH HEAD(北アリ)
2本目 MOOFUSHI MANTA POINT(南アリ)
3本目 VILAMENDHOO(南アリ)

1本目
今日の朝一番のFISH HEADは、透明度の上がったもの流れがゆるかったので、ちょっとのんびりな様子でした。それにしても、人気ポイント。魚も多いでした、ダイバーも多かったです。少し深めのオーバーハングには、ツバメウオのジュニアたちが群れてました。きっと今年外洋デビューしたばかりの子達でしょうか。幼魚の間は、リーフの浅瀬で過ごす魚たち、大きくなると外洋にやってきます。




2本目
ダイバー100人!MOOFUSHIマンタポイントには、朝からボートが10隻以上集まってしました。はい。マンタのクリーニングポイントには、おそらくダイバー100人以上が大集合。
大きな2枚のマンタが優雅にダイバーの前を舞ってくれました。やっぱりマンタは何回みてもあきないですね。ずっと見ていたくなります。
あまりにも混んでたので、人混みを避けて少し浅場へ移動すると、3枚のマダラトビエイの赤ちゃん。マンタほどの迫力はないものの小さな子達に心和まされるのでした。




3本目 『かわいいもの達』
VILAMENDHOOでは、エントリーしてすぐにツバメウオがお出迎えしてくれます。そしてずっとずっと、私達の後をついてくるかわいい子達。大きく立派に育ったうみうちわは見ごたえあります!それから、お腹が黒くて愛くるしいモルディブアネモネ。固有種です。かわいいもの達にもたくさん会えました。








DAY4 5/1 令和元年
1本目 KUDARAH THILA(南アリ)
スノーケルジンベイスイム
2本目 WHITE SAND BERU(南アリ)
3本目 ALIMATA HOUSE REEF(ヴァーヴ)

1本目 『フォトジェニック!クダラテラ』
今日のKUDARAH THILA。透明度は決して良くはないけれど、ほど良い潮が入って魚たちが沸いていました。クマザサハナムロやイエローバックヒュージラーにアタックするロウニンアジやカスミアジの群れ。ドンっという音が聞こえてきます。いつ潜ってフォトジェニックなポイントです。




スノーケル 『令和元年はジンベイと
1本目の後は、ジンベイスノーケル。アスラムが特攻隊長になり、私達を率いて先頭でジンベイへと導いてくれます。水面近くをゆっくりゆっくり並走してくれました。ジンベイ初めてのゲストさん。かなり感激だったようです。私も初めてジンベイを見た日は興奮したことを思い出しました。
みなさんご存じですか?モルディブの紙幣の絵柄がジンベイザメなんて素敵な国なんでしょう





2本目 『綺麗なウォールダイブ』
ジンベイを探してWhite sand Beruのウォールダイブ。
綺麗なサンゴがいっぱいのウォールにアカモンガラが、見事に群れている中をドリフトダイブしながら、ジンベイサーチ。残念ながらジンベイには会えませんでしたが、キックしなくて進むドリフトダイブが気持ちよかったです。

それから今日は、リピーターのさっちゃんさんの1000本記念ダイブ
令和元年初日の記念すべき日の記念ダイブでした。おめでとうございます!



3本目 『ナースシャークハイウェイ』
今日は、少し早めにアルマタハウスリーフへ。サンセット前にエントリーして日が暮れる前にエキジット。
エントリーすると、かなり速めの流れなので一気に水底へ。砂地の水底に着底すると、まるで高速道路を走る車みたいに、ナースシャークが通りすぎていきます。前から後ろから上から下から!ここは、まるでナースシャークハイウェイ。どこを見てもナースシャーク。
時々、並んで一休みしている子達も見られます。1ダイブ中、ずっとずっとナースシャークと一緒でした。







DAY5 5/2
1本目 MIYARU KANDU
2本目 KANDOOMA
3本目 EMBUDOO

1本目 『自己主張のできる子』
ガイド泣かせな潮のかわりめでしょうか・・・・カレントチェックしても潮がゆるくてなかなか読めない中エントリー。ゆっくりとした流れでした。流れがないときは大きなサメ達はいずこへ。。。
大きなサメはいませんでしたが、オーバーハングの下には、自己主張の強いこの子達がいつもいてくれます。そう。ムスジコショウダイ!目立つタイガースカラーと、私を撮ってと向かってくる様子から、きっとこの子たちは、自己主張の強い子なんだなっていつも思って見ちゃいます。なかなか素敵な写真を撮らせてくれるモデルたちです。



2本目 『ワイドもマクロも楽しめる
カンドゥーマの定住者たちに今日も会ってきましたよ。アオウミガメの大きな大きな子は、ほとんど毎回会えてます。コラーレバタフライの根には、モンツキカエルウオが2匹定住。
そのまわりには、いつも脇役のフグもいつもいます。ほら、たまには脇役の子にも目を向けて。主役にして撮ってあげてください!ほらこんなに綺麗なんですよ!
このポイントは、ダイバーをうらぎらないで待っていてくれる子達が、いつもたくさんいるポイントなのです!





3本目
ゆるやかな流れの中の気持ちよくドリフト。コラーレ・ブラックビラミッド が紙吹雪みたいに舞う中を気持ちよく流します。小さなマダラトビエイが通り過ぎては、また戻ってきたりしてうろうろと、ダイバー達を楽しませてくれました。






DAY6 5/3
1本目 OCOBE THILA
2本目 FISH TANK
3本目 BANANA REEF

1本目 『やっぱり朝がいい
今日の朝のダイビング。ガイドのアスラムは、根を越えて深場に進みます。その先には、クマザサハナムロがぐっちゃり群れ群れ。朝の捕食の時間です。クマザサのフィッシュボールに見とれていると、目をギラギラさせたイソマグロのご一行さまが通過してゆきます。群れを見た後は、メインの根の周りをゆっくりとまわります。ここの根はオーバーハングには、ヨスジフエダイが縦長や横長になって群れています。根の上にはキンギョハナダイがの踊るように乱舞しています。




2本目 『後ろからやってくる』
ここは魚の加工工場の下のポイントです。ここのお魚達は、発育がすごく良くて、太ったムレハタタテダイが元気に泳いでいます。ムレハタタテダイに見とれてばかりいてはいけません。うしろからマダラトビエイの小さい赤ちゃんが泳いできました。モルディブの海。どこから何がやってくるかわかりません。四方八方、360°アンテナを張り巡らせてダイビングしなくちゃね。



3本目 『みんなが楽しめるバナナリーフ』
今週のラストダイブは、バナナリーフへ。とっても広いリーフです。オーバーハングや割れ目に魚が群れ、浅いリーフは小さな生きものも、浅場から深場まで、ビギナーさんから上級者さんまで、オールマイティに楽しめるポイント。棚上から流れる川のように泳いでくるクマザサハナムロの群れ、オーバーハングの中に群れるキンメモドキやベニマツカサ。よく探すと棚の上には、カラーブレニーやヒトスジギンポがキョロキョロ顔をのぞかせます。ゆっくり探せば、小さな可愛い子達もいっぱい見つかりますよ🎵






3週間、サファリにご一緒させて頂き、モルディブの海の素晴らしさに感動しました。私が長い間ガイドしてきたパラオの海が「専門店」なら、モルディブの海は「百貨店」だなと感じました。
広い広い海の、広い広い環礁を持つモルディブ、どこも見てもゴージャスで、魅力がいっぱいの海。
元気をくれるサンライズに、贅沢すぎるくらい美しいサンセット。
色々な顔をみせてくる奥の深いモルディブでした。
クルーはみんな優しくて、アットホームに過ごせます。
常連さんも、モルディブ初めての方も、和気あいあいと安全に楽しめるそんなクルーズ。
次のシーズンのスタートは、713日です。
ソレイユでのダイブサファリ、次のシーズンもよろしくお願いします!








海況
水温:30℃31℃3mmウエットで大丈夫です)
透明度:平均1220


記念ダイブおめでとうございます!
1000本ダイブゆかさん
1000本ダイブさちこさん
BKS400本みやぎさん
BKS600本つちやさん


写真のご提供ありがとうございます
こづえさん
さちこさん
みやぎさん
よしださん