2018年9月22日土曜日

航海日誌 9月22日(2018)

航海日誌 9月22日から
通常コース

9月23日(日)
こんにちは、KIMMYです。
お天気が心配でしたが、うっすら青空も顔を出し始めたところで出発進行~。

チェックダイビングは「スモールマーギリー(Small Maagiri)」へ。
舞っていてくれたのはムレハタタテダイさん。いきなり水中が白、黒、黄色で華やかです。

スロープを進んで行くと、口が半開きのイソマグロさんが根までエスコートしてくれました~。
優しいイソマグロさん、ありがとう。
根の上ではいつものヨスジフエダイさんが。

今日はソフトクリームの様に根の上でぎゅっと固まっています。
しばらく見ないうちにホホスジタルミさんは随分と大きくなっていましたよ。
こう成長を見ていると、甥っ子や姪っ子を見ているような気持ちになりますね。
また次回が楽しみです。

朝食後に南マーレ環礁に移動~。お天気も青空が広くなってモルディブらしい景色になりましたよ。
続いては「カンドゥーマティラ(Kandhooma Thila)」
のんびりお昼休みモードのナポレオンフィッシュさんとイソマグロさんがお出迎え。

ホワイトチップシャークさんも食後の運動(?)・・・とのんびりフラフラ。

おやおや、前方からお忙しい方達がいらっしゃいました。
「全力で泳げーーーーーーっ!」「逃げろーーーっ!」
私達ダイバーがいても構わず、間をもの凄いスピードですり抜けて行くギンガメアジさん。

何があったの?・・・と思ったら、グレーリーフシャークさんが突進してきた!
「うわぁぁぁっ!!!」

突然のダイバー登場に驚いて慌ててUターンするグレーリーフさん。
こちらも驚きました(笑)
ふぅ~と一息ついたら、赤く染まったホウセキキントキさんの群れに出会いました。
こちらは皆様、平和でした(笑)

ヴァーヴ環礁に移動してきました。
ここに来たら・・・アリマタ・ナースシャークナイト!!
可愛いナースシャークさん、今日も沢山来てくれるかしら?
エントリーするとすぐにいました!いました!続々と列をなしてご出勤~(笑)

しかーし仲良くご出勤かと思いきや、ナースちゃん同士の衝突事故発生!
同じ獲物を捕食するので、ナースちゃんお互いに頭突き!?物凄い衝撃音がしたそうで。
どれだけ激しくぶつかったのやら・・・。
幸いケガ人(サメ)はいなかったそうです(笑)

一方「そんな事は関係ない」とスピード狂なのはロウニンアジさん。
抜群の運動センスで狭い隙間もなんのその。
ビュンビュン飛ばしてギリギリのところを上手くかわしていきます。

そこへパトロールしに来たのはブラックチップシャークさん。
少々小ぶりでしたが、ナースシャークリバーに交じって泳いでいました。
何度来ても毎回違うドラマが見られる夜の「アリマタ・ハウスリーフ(Alimatha House Reef)」
幸先良いスタートで~す。

9月24日(月)
昨晩はナースシャークさんが帰宅前に遊びに来てくれていました。
深夜になるにつれ1匹、1匹と増えていくので皆さん残業していたのですね。
お疲れ様です。

今朝は違うサメを見に「ミヤルカンドゥ(Miyaru Kandu)」へ。
流れが弱くて良かったのですが・・・・・。

おぉ?マダラトビエイさん??黒いシルエットが目の前を横切ります。
グレーのシルエットが・・・・あれは、グレーリーフシャークさんだな。
あの奥ではグレーリーフコレクション2018が開催されているハズなんですけれど。
アリーナ席を予約しておいたのですが、今日は会場が広すぎて舞台が遠すぎました・・・(笑)

では、気を取り直してナポレオンコレクション会場へ移動です。こちらも舞台が広いですね。

「ナポレオンさぁ~ん!こっちに来て~」と合図を送ると、さすがナポレオンフィッシュさん。
何度も近くに寄って来てくれて目線をくれました!!
会場整理はブラックピラミッドバタフライフィッシュさんの群れでした。

「お帰りはあちらでーーす」と誘導してもらってエキジット。

朝食後は南アリ環礁へ移動してきましたので「ヴィラメンドゥティラ(Vilamendhoo Thila)」
いつものツバメウオさんと戯れます。
こんなに近くにまで来てくれるツバメウオさん。

お顔がしっかりと観察できますね。


3本目は「マチャフシレック(Machafushi Wreck)」で沈船を探検!
スロープ沿いを進んでいくと突然現れる鉄の塊。
思っていたより大きい沈船で中にも入ることができます。

見晴らしの良いところにオニダルマオコゼさんが「ワシがここの長だ。」という感じでどっしりと座っておられました。ダイバーが集まってきても、お口をへの字にして堂々としております。

貨物室には端っこの方で申し訳なさそうにアカマツカサさんがいました。
主様が怖いのでしょうか?確かに怖そうでしたが・・・・。

ダイビング後にはダンゲティ島へ上陸!


丁度、お月様が東の空から昇ってくるタイミングで、空がとても奇麗でしたよ。
今日は中秋の名月ですので特にお月様がキレイです。
お団子をお供えしてお月見・・・・ではなく、お土産店さんを巡ってしばしショッピングを楽しみました。

9月25日(火)
朝から青空が広がっています。風が冷たくて気持ち良いです。
今朝は「クダラティラ(Kudarah Thila)」からスタート。

クマザサハナムロさんを目印にエントリー。
朝から攻防戦がスタートしておりますが、お相手のお姿が拝見できません。
クマザサ・シャワーを浴びて暫くすると・・・・、来ました。イソマグロさん。
「クマザサはどこ~?」と言っている位なので、まだ余裕があるみたいです。
さて、今日のヨスジフエダイさんも約1万匹の黄色い絨毯。

インディアンスナッパーさんもちゃっかり混ざっていました。
黄色の絨毯に映える赤い群れはヒメフエダイさん。
川の流れのように泳いで行く姿がとても奇麗でした。

朝ご飯を食べたらすぐに次のブリーフィング。
今日はジンベエザメさんに会う日・・・。
「ディグラアウト(Dhigurah Out)」へ行ってみました。

「ジンベエさーん」
「な~に?」おぉ、返事が来た。
「どこにいるの?」
「ここにいるけど・・・」
「えっ、どこ?見えないよぉ・・・」
「ボクからは見えているよ」
「・・・・。」
通りすがりのナポレオンフィッシュさんにも聞いてみましたが、お返事は変わらず。
残念。一度、エネルギー補給に帰ります。

ジンベエさんもランチにお出かけだそうなので、ちょっと先ほどとは違う場所「ラックスアウト(Lux Out)」へ。「ジンベエさん、あそぼー」・・・・・お返事がありませんね( ;∀;)

水底で待っていたマダラエイさんに聞いてみました。
ジンベエさんはランチの後すぐに呼ばれて営業先へ向かったそうで・・・。それは残念です。
ジンベエさんはお忙しそうなので、またの機会に期待しましょう。

9月26日(水)
昨晩はソレイユ号に侵入者が!!
スタッフが急行して身柄確保!!

住所不定・ダツ科ダツさん(仮名)
この鋭いお口・・・チクチクしていて刺さったものが抜けないようになっていました。
危険ですね~。罰として撮影会のモデルになって頂きました(笑)

1本目は昨日と同じく「クダラティラ(Kudarah Thila)」へ。
今朝は透視度が良くなっていました~。
・・・・が、目の前の視界を遮る黄色いカーテン。

根がどこにあるのか全く見えません(笑)
エントリーから黄色い歓迎してくれたのはイエローバンデッドフュージラーさんとイエローバックフュージラーさん。カーテンをくぐると大量のクマザサ・シャワー!

朝からお魚さんにまみれてみました。
そこの周りを巡回していたのはイソマグロさん。
カスミアジさんはイソマグロさんに遠慮をしているのか別のを狙っていました。
根のトップはもちろん、約1万匹のヨスジフエダイさんで作られた黄色い絨毯が隙間なく敷かれています。

そこへ可愛いマダラトビエイのお子様登場。愛らしい泳ぎを見せてくれました。

さて、朝ご飯を食べたら臨戦態勢に入ります。
昨日会えなかったジンベエサメさん・・・・。
お忙しいのは承知の上ですが、一目だけでもそのお姿を・・・と思っていたら、
「遅くなってごめーーん」・・・んんっ?ジンベエさん、来てくれたーーーーー!
きゃぁーーーーっ!急げーーーーっ!とスノーケリングでGO!
優雅に泳いでいかれるジンベエサメさんと時間を共有できました~。

その後はスクーバーを背負ってダイビング~。
「ちょっと急用が・・・」という事でご一緒できませんでしたが、また次回にお会いしましょう!

無事にジンベエサメさんに会えたので一安心。
北アリ環礁へ移動してきました。3本目は「フィッシュヘッド(Fish Head)」
今日のベンガルスナッパーさんはのんびりモード。

そこに何食わぬ顔をして紛れるヨスジフエダイさん、見~つけた!
目立っていますよー。一人だけお顔が違いますから。
「見ないでーー」と奥の方に隠れてしまいましたね。
外から現れたのはマダラトビエイさん。こちらも可愛いちっちゃい子。

一生懸命に泳いでいました。
だんだん水面近くが忙しくなってきました。
クマザサハナムロさんがわさわさしている所にイソマグロさんがアターーーック!
カスミアジさんも負けずにアターーーック!
おぉ。迫力ありますね。

根のトップには沢山のタイマイさんがお食事中で、写真撮影にも気軽に答えてくれました。
最後はホワイトチップシャークさん。
「僕を見てから帰りなよ~」と同じ場所をクルクル泳いで見送ってくれました。

クルクル・・・と言えば、今宵は特別ゲストの方をお迎えしました。
マアヤ産の極上プランクトンを用意しただけあります(笑)
ウェンズデー・ナイト・マンタSHOW開催!!

最初は2枚だけだったマンタ様。エントリーしたら4枚に増えている~!!

しかも4畳半サイズがクルクル、クルクル~!!至近距離で!

マンタ様~っ!!素敵です~!!
でも意外とお肌はボツボツしているのですね(笑)

食べ盛りのお子様は夜遅くまでクルクル~。コバンザメさんも一緒にクルクル~。

夕食後にスノーケリングまで楽しんじゃいました。


9月27日(木)
朝方は雨が降ったようですが、朝には青空が広がっていました。
ラグーンの中にいるので周りは空色の奇麗な海が一段と輝いて見えます。
今朝は「マアヤティラ(Maaya Thila)」からスタート。
静かな海を進んでいくとホワイトチップシャークさんがお迎えに。
小さいマダラトビエイさんもこちらに寄ってきてくれます。
するとオオメカマスさんの群れまで。

「写真撮っていきなよ」と言わんばかりに近くに寄ってきて逃げません。
ちらちら集まり始めるツバメウオさん。
「みんな何してるの~?」と遅れてやってきたのはグレーリーフシャークさんでした。
ホウセキキントキさんの井戸端会議にお邪魔してから戻ってきました。

朝ご飯を食べて向かった先は「バサラマーガー(Bathalaa Maagaa)」
グレーリーフ・コレクション in 北アリ環礁を見に行きたいと思います。

会場に着くと、先にホワイトチップシャークさんが客席で待っていました。
一緒に横並びになってグレーリーフシャークさんが来るのを待ちます。
開演のお知らせをしに来てくれたのはナポレオンフィッシュさん。
「まもなく始まりま~す」
ゆっくり泳ぎながら客席の前を通っていきました。
すると・・・・軽快な泳ぎでグレーリーフシャークさん登場!

鼻歌が聞こえてきそうなくらいに余裕たっぷり。
一方、ホワイトチップシャークさんは・・・
「あのグレーリーフさん、カッコイイよね?」
と興奮気味に話しかけてきますが、潮に押されてフラフラしていました。

アリ環礁を離れてラスドゥー環礁へ移動してきました。
3本目は「ラスドゥーマディバル(Rasdhoo Madivaru)」
「いらっしゃーい」とお出迎えしてくれたのはイソマグロさんご一家(?)

イソマグロ父さん・・・少々メタボ?!丸々と太っ・・・、
いや・・・恰幅がとても良くて貫禄がありました。
御夫人とお子様2人を連れてお出かけして行きましたよ。
ヒラヒラ向こうから泳いで来たのはマダラエイさん。

「どいてーーーー」と私達のど真ん中を突っ切って行きます。
グレーリーフ・コレクションに・・・と思っていたら、
「今日はもう終わったよ」とナポレオンフィッシュさん。

残念ですが、帰宅するグレーリーフシャークさんをお見送りしてきました。
ホワイトチップシャークさんと一緒に砂地へ向かっていると前方にキラキラする影が。
ギンガメアジさんとオオメカマスさんが沢山群れていてとても奇麗でした。

9月28日(金)
いよいよダイビング最終日を迎えてしまいました。
今朝は昨日見られなかったグレーリーフ・コレクション in ラスドゥーに行くことにしました。
コレクションの案内役はマダラトビエイさん。
「会場の中にお越しください~」と飛び回ってダイバーを迎えてくれました。
では、主役のグレーリーフシャークさんが登場です。

おおっ、沢山います。ぐるぐる回りながら泳いでいます。
しかも透視度が良いし、時より近くまで寄ってきてくれるサービス付き。
大きい子、小さい子・・・大きさに差はありますが皆様、パーフェクトボディの持ち主。

お隣ではロウニンアジさんやカスミアジさん、イソマグロさんが朝ご飯中。
グレーリーフさんを見たいのにアッタクしているので忙しいです(笑)
一方、ナポレオンフィッシュさんはのんびりモード。会場を巡回しておりました。

砂地ではマダラエイさんがお休み中でしたので起こさないようにお別れをしてきましたよ。

北マーレ環礁に戻ってきました。「金曜日のお昼にね」とマンタ様とお約束していたので、「ランカン・マンタポイント(Lankan Manta Point)」へ。

あれれ・・・・マンタ様がいらっしゃっていないわ。
先週は待たせてしまったので今日は遅く来るのでしょう。
ちょっと待つことにしました。
しばらくすると奥のほうからマンタ様のお姿が!来たーーーーーっ!

今日も4畳半サイズ!しかも2枚!
ぐるぐるクリーニングステーションの上を周ると思ったら、泳ぐのを止めてじっとしてみたり。

なかなかのエンターテイナー・マンタ様。
その後も2枚のマンタ様とすれ違い・・・のべ4枚のマンタ様と会えました。
エキジットする前に来週のお約束もして・・・・と。

最後は「フィッシュタンク(Fish Tank)」へ。
シーーーンとした海の中・・・・。
ダイバーが到着したら集合の合図!
続々と集まってくるムレハタタテダイさん、オグロオトメエイさん・・・。


さて、今日はニセゴイシウツボさんのお宅拝見。
所狭しと暮らすニセゴイシウツボさん。
基本的に共同生活ですね・・・。一人暮らしの方は少ないようです。
おやおや、喧嘩をしている方々が・・・・。

「ここはボクが住む!!」
「私が先に住んでいたのよ!他に行って!」
ウツボ密度が濃いこのエリアでは、日常茶飯事の光景のようです。
少しダイエットをすれば多くのウツボさんが住めると思うのですが(笑)
最後はマダラエイさんが仲裁に来ていました。

今週も大物もしっかり見れて楽しい1週間となりました。
皆様、ありがとうございました。またのご乗船をお待ちしております。

*今週の記念*
200本 おさむパパさん(PADIダイビングプロショップ RESTさま “http://www.dive-rest.jp")

*写真提供ありがとうございます*
ソネさん
GKOさん