2018年9月1日土曜日

航海日誌 9月1日(2018)

航海日誌 9月1日から
通常コース

こんにちは。KIMMYです。もう9月になりました。そろそろ秋の足音が聞こえて来る頃でしょうか。
今週はショップツアーの皆様、リピーターの皆様をお迎えして出発~!

9月2日(日)

チェックダイビングでお出迎えしてくれたのは・・・なんとトールフィンゴビーさん。
身体は小さくても存在感あります。背鰭を立てて決めポーズ!カワイイです。
根にはヨスジフエダイさんがギューーーっと固まっています。

その周りではキンギョハナダイさん、インディアンフレームバスレットさん達がキラキラしていました。

キラキラしている中でイソギンチャクに寝そべってお休み中のカンモンハタさん。
日曜日なのでお寝坊し放題(笑)



いつものマンティスシュリンプさん、イレズミウミヘビさんにご挨拶をしたら、ムレハタダテダイさんの歓迎シャワー。

まずはのんびりまったりスロースタートです。
朝食後は環礁移動。今日はとても穏やかで雲が水面に映る位です。

そんな中、「皆さ~ん、イルカですよ~」の声が。
前方を見るとイルカさんのジャ~ンプ!!本船が近づくと一緒に並走してくれるサービス。
水面が穏やかなので、水中にいるイルカさんの顔がはっきり見えました!

2本目は「バサラマーガー(Bathalaa Maagaa)」
早速、サメさんに会いに行こう~。

エントリーすると、待っていてくれたのはナポレオンフィッシュさん。
ダイバーが沢山来ても余裕の泳ぎっぷり。堂々としています。
もっと堂々としていたのは・・・やっぱりグレーリーフシャークさん。
潮流なんて何のその。鼻歌まで聞こえてきそうな位に楽しそうです。
優雅に泳ぐお姿がとてもカッコイイですね。
今回も沢山のグレーリーフシャークさんに会えました。
最後は向こうから大きな影が・・・。またまたナポレオンフィッシュさん。
お見送りに来てくれました~。

3本目は「フェスドゥーラグーン(Fesdhoo Lagoon)」でナイトダイビング!
ぐるぐるするマンタ様に会いたい!
マンタ様~、プランクトンを沢山用意しているから来て~。

・・・・しかーーし、遊びに来てくれたのはナースシャークさん(苦笑)
えーーーっと・・・、申し訳ないのですがナースさんの出番はまだです・・・とは言えなかったので、先にディナータイムにしてからマンタ様と会うことに

本日のマンタ様は1枚が畳3帖分くらの大きさで2枚も!
マンタ様、プランクトンにまっしぐら!
奥までよく見える程の大きなお口でプランクトンを一気飲み・・・からの頭上で急旋回!
何度もプランクトンと一緒に食べられてしまうのでないかとヒヤヒヤしました。
でもマンタ様に食べられてしまっても悪くはないな・・・なんてちょっと思ってみたり。

2枚がぶつかりそうな瞬間が多々ありましたが、不思議とお互いを交わす運動神経の良さ。

やっぱりカッコイイです。マンタ様最高!
初日から滑り出しは好調です。

9月3日(月)

空が一面オレンジ色に輝く朝焼けがとてもキレイな朝でした。

本日の1本目は「フェスドゥレック(Fesdu Wreck)」でレックダイビング。
レックのそばで待っていてくれたのはマンティスシュリンプさん。
大きなお家からちょこっと顔を覗かせて手を振っています。
近くにはドラキュラシュリンプコビーさん、ブラックシュリンプゴビーさんが恥ずかしそうに、こちらの様子を伺っています。

レックの周りには珊瑚が咲きお魚が群れていますが、中はアカマツカサさんのお家になっていました。

レックの隣にある根のトップは、イソギンチャクの上にモルディブアネモネフィッシュさん、キンギョハナダイさんが群れてキラキラ。横をオオメカマスさんが揃って行進中。
リーフに向かうと、ウミウシさんやヒラムシさん、オニオコゼさんが隠れんぼ中。

最後はブラックピラミッドバタフライフィッシュッシュさんが大集合してお見送りしてくれました。

2本目は「フィッシュヘッド(Fish Head)」
エントリーすると、ツバメウオさんが「こっちだよーー」とエスコート。

*写真11

根が見えてくると早速グレーリーフシャークさんがお待ちかね。イソマグロさんもウロウロ。

ウロウロしている奥にはこちらでもオオメカマスさんが行進中。
しばらく進むとグレーリーフ親子が仲良くお散歩中。お母さん(?)について泳ぐ子がキュート。

親子に別れを告げて進んでいくと前方に黄色いカーテンが。
今日はベンガルスナッパーさんが広範囲に広がっています。


ベンガルスナッパーさんばかりに目を向けてはいけません。
向かい側ではクマザサハナムロさんとの攻防戦が。
ロウニンアジさんとカスミアジさんの連合軍がアッタクをしかけるタイミングを計っていました。

さぁ、今日は昼間のマンタ様に・・・と思っていたらご不在でしたので、3本目は「ヴィラメンドゥティラ(Villamendhoo Thila)」へ。

マンタ様・・・・・(涙)と沈んだ気持ちを察してくれたのか、下から「マンタ君じゃないけど、ボクじゃダメなの?」と聞こえたので見てみると、大きなマダラトビエイさんが優雅に舞っている!

いつも見上げて見る事が多いので、上から見下ろすのは新鮮。
「私と遊ぼ~」と沢山寄って来てくれたのは優しいツバメウオさん。
もうお言葉に甘えて戯れちゃう!
そこへホワイトチップさんが急接近!

前方にはお食事中のタイマイさんとお散歩中のナポレオンフィッシュさん。
水面近くにはヒメフエダイさんの群れ・・・と全力で楽しませてくれました。
浮上を開始するとバラクーダさんがお見送りに来てくれました~。

今週もスペシャルゲストがソレイユ2号に遊びに来てくれました。
今宵はなんとイルカさ~ん!しかもいっぱ~い!呼吸する「プシューッ」っという音が暗闇の中に響きます。

恥ずかしがり屋さんでお姿をあまり見せてはくれませんでしたが、船尾に集まったお魚と夜遅くまで遊んでいました。

9月4日(火)

まだ薄暗いうちから1日がスタート!ブリーフィング中に奇麗なサンライズが見られました~
太陽の様に今日も1日上げていこう~。

1本目は「クダラティラ(Kudarah Thila)」
鏡のように空が映る水面にジャーーンプ。
クマザサハナムロさんが太陽の光を浴びてキラキラ光っている所に、現れたのはマダラトビエイ兄弟~(姉妹?)。今日も2枚揃ってスイスイ泳いでいました。

ここの主役はヨスジフエダイさん。濃い黄色が水中に映えています。安定の黄色です。

黄色いヨスジフエダイさんの上では何やら騒がしい。
やっぱりカスミアジさんの御成~り~~。
「飯はどこじゃ!」お口が半開きで目が血走っています。
4匹が連なっていると威圧感あります!
周りのお魚さん達が一斉に避けて半径30cm位には空間が出来ていました。
恐るべしカスミ様。

朝食を食べたら本日のメインイベントに備えて準備開始!

「ジ ン ベ エ さぁ ~ ~ ん、 あ ーー そ ーー ぼ ーーー!」
「はーぁーーーいっ!」
んっ・・・!?今、はいって言ったーーー?(゜o゜)
「はい」って言ったーーー!!!(≧◇≦)

ドーニーに乗って「サンアイランドアウト(Sun Island Out)」に向かって出発~。
皆で一斉にエントリー。

迫りくるスノーケラーの下にいたのはジンベエザメさん!!
ジンベエさんから、こちらに近づいて来てくれているベストポジション!

今日のジンベエさんは今シーズン1の大きさ。もう見とれてしまいます。
浅めのところを泳いでくれたので長い時間、一緒に戯れました。

ランチを食べたら環礁移動。移動の間もジンベエさんの話で持ち切りです!話は尽きません。
写真交換大会まで開催され大盛り上がりでした~。

本日を締めくくる3本目は「アリマタ・ハウスリーフ(Alimatha House Reef)」でサンセットダイビング。
日が落ちる前にエントリーすると、集まる集まる大集合!
集まりすぎでナースシャークさん同士の衝突事故発生!?
音はしませんでしたが「ボムっ」と硬いゴムがぶつかったような感じ。
衝撃でお二人は跳ね返っていました・・・。
今日のナースさんたちは自らダイバーに突っ込んでくる随分と人懐っこい子達で、避けるのが大変でしたが、近くに来てくれるので、サメ肌をじーーぃっくりと観察できましたよ。


さぁ、桟橋の方ではロウニンアジさんがお待ちかね。
昼間のダイビングでは体験できない近さでびゅんびゅん泳いでくれるTHE ロウニンアジ de SHOW!

そこへカスミアジさんも突入~。
スリル満点のSHOWを見てエキジットしました。

9月5日(水)

今日も穏やかな朝を迎えました。1本目は「ミヤルカンドゥ(Miyaru Kandu)」
いつものシャークウォッチングにLet’s GO!
グレーリーフシャークさんは今日も楽しそうにウロウロしています。

殆ど鰭を動かさないのにスーーぅっとカレントに逆らって進めるのが羨ましい限り。
ダイバーに近づいて来ては「ねぇ、こっちに来て泳がないの?(笑)」とお誘い頂きましたが、丁重にお断りしました。

一方、ギンガメアジさんは小学校の全校集会前のようにワサワサ遊んでいます。
向こうの方からはイソマグロ先生が近づいて来ている!
「みんな、集合~、整列~」・・・と言っても纏まる気配はありませんでした。

リーフで「隠れんぼ」をしていたのはオニダルマオコゼさん。
「見~つけた」と指しても「違います、ボクは石です」と・・・頑なに否定をされていましたが、見えておりますよ。
ダイバーが離れた瞬間に歩いて岩の下に隠れ直しておりました。

2本目は「カンドゥーマティラ(Kandooma Thila)」へ。

エントリーするとマダラタルミさんが大集合~。横ではギンガメアジさんも大集合~。
まるでカーテンの様に群れております。

うわぁ~・・・と見とれていると「カンカンカンカン!」と呼ぶ音が。
何かなぁ~?と音のする方に行ってみると・・・

出たーーーっ!マダラトビエイさんの編隊~っ!キレイに三角形になって飛んでる~!
方向転換する時も機敏にピシャっと。

いつもより目線の下を飛んでいてくれたので、皆ちょっとずつ違う斑模様なのが良く見えましたよ。

この前は合コンをしていたナポレオンフィッシュさんは今日は単独行動。

向こうにもナポレオンさんが・・・と思ったらカスミアジさんとデートしてるぅ~!!

カスミちゃんはあの巨体に惹かれてしまったのでしょうか(笑)ナポレオンさんのお腹のすぐ下でぴったり離れません。

そこを「はいはい、どいて~」と目の前を割り込んできたのはヒメフエダイさんの列。
こちらも統制のとれた団体行進。

最後はブラックピラミッドバタフライフィッシュさんに見送られてきました。

さて、3本目に行く前にマンタ様が近くに来てくださったということでマンタ・スノーケリング!
マンタ様はお一人でしたので皆に取り囲まれてしまいます。さすがアイドル・マンタ様。

「スミマセン、プライベートなので・・・」とマンタ様。
突然のサイン攻めでごめんなさい。また来ます(笑)

ということで「メドゥファル(Medu Faru)」でダイビング。
青の世界でひと際目立つ黄色い大群はイエローバックフュージラーさん!

リーフ沿いはキンギョハナダイさんが沢山群れている中で紛れているインディアンフレームバスレットさんを簡単に見つけられるくらいにオレンジの世界が広がっていました。

そして最もカッコよかったのがナポレオンフィッシュさん。どっしりとした巨体でじっと構えている感じが頼もしい。
こちらに興味津々だったようで静かに近づいてきてくれました。

見つめ合うことこと数十秒・・・色々な意味でドキドキしちゃいました。

そんなナポレオンさんにお別れをして再び会いに行ったのはマンタ様。
今度はお一人ではありません。
大きなお口を開けて水面でお食事中のところをお邪魔しましたが、しばらく戯れてくれました。

ダイビングの後はグライドゥー島へ上陸!ローカルアイランドですが、ゲストハウスやダイビングショップのある島です。
メインストリートを歩いたあとは、ちょうどサンセットの時間だったので撮影大会が行われました。

ビーチとヤシの木をバックに良い写真が撮れましたー!

9月6日(木)

今日も晴れやかな空の下、1本目へ出発「カンドゥーマティラ(Kandooma Thila)」へ。
朝早い時間なのにも関わらずギンガメアジさんの攻防戦は始まっておりました。

マダラトビエイさんに朝のご挨拶をしたらグレーリーフ家に向かおうと思ったら前方から視線が・・・。

コクハンアラさん御一行がこちらを睨みながら近づいて来て目の前を通りすぎて行きました。

さぁ、グレーリーフ家に到着。

皆様はもうお食事が終わっていたようで何匹かは歯磨き中。

身体を縦にしてお口を「あーーーーーっ」と開けて気持ちよさそう。

いつもの格好良いグレーリーフシャークさんではなく「とろけそう」な素の表情。

ちょうど岩の影にいたので「家政婦は見た」状態。
グレーリーフさんがそんな無防備なお姿をさらけ出すとは思っていなかったので見入っていたらイソマグロさんが「もう行きなさい」と視界を遮ってきました。

朝食の後は北マーレ環礁に帰ってきました。

移動中、イルカさんの大群に遭遇!もう100頭くらいいたのでは?というくらいの群れです。

「もう旅も終わりなのかな・・・」という気持ちでしたが、イルカさんが「まだまだだよー!」とミラクルジャンプも連発して私達を楽しませてくれましたよ!

興奮状態さめやらぬ一行が向かったのは「ランカン・マンタポイント(Lankan Manta Point)」
ダイビングでマンタ様に会いたい!
皆の気持ちは1つです。

エントリーしてすぐにマンタ様がこちらにお迎えに!次から次へと来てくれます。
「待ってたよ~」という感じでクリーニングステーションまで並走。
なんて優しいマンタ様。

クリーニングステーションでは既に7枚のマンタ様は乱舞中。しかも全員ビッグサイズ!
優雅に舞うマンタ様を見ていると心が穏やかになりますね~。

金曜日に下船のゲスト様はこれで最後。
マンタ様に癒された後はソフトコーラルに癒されたいと思います。

3本目は「ナッシモティラ(Nassimo Thila)」
青や黄色、白・・・とソフトコーラルがとても奇麗な場所。

もう夕方のお時間ですのでムスジコショウダイさんがクリーニングしてもらっていました。

「ムスジさん、どこか気になるところありますかね?」
「鰓と口の中をお願いします。・・・んっ!?痛っ!」
「ス・・・スミマセン」
「びっくりするじゃない~」

と言った感じのやり取りがされていました。
色とりどりのソフトコーラル、黄色のヨスジフエダイさんを眺めながら進むとナポレオンフィッシュさんがお見送りに来てくれました。

これでまだまだ終わりません。今週はパウダーブルー玉まで見に行っちゃいます!
パウダーブルーサージョンフィッシュさんはちょうどご飯のお時間。
家族総出で(?)一つの食卓を囲んでおります。

ここはモルディブ、ちゃぶ台をひっくり返すお父さんはいません(笑)
食卓風景を覗かせてもらったら私達もお腹が空いてきましたのでエキジット。

9月7日(金)

今週も最終日の朝を迎えました雲もあるけど日差しが眩しいっ!
1本目は「オコベティラ(Okobe Thila)」
黄色いヨスジフエダイがギュっと固まっていて巨大ボールの様。

イソマグロさんが列を成して根の周りをぐるぐる巡回中。
ティラの平和を守っています(?)

ナポレオンフィッシュさんは朝活中!ご飯の前に軽いエクササイズ。手鰭を1カキ・・・グイっと進んでいっちゃいました。

メインリーフの方へいくとイソギンチャク団地にモルディブアネモネフィッシュさんが群れておりました。

最後はマダラエイさんがバタバタ出勤するところをお見送りしてきましたよ。

ついに最終ダイビングとなりました「フィッシュタンク(Fish Tank)」

一斉に集まってくるオグロオトメエイさんは、まるでバーゲンセール会場で戦利品を漁る人たちの様。
我先に!と重なり合うエイさん・・・。

「押さないでくださーーーい」と制止しているのはムレハタタテダイさん。

その後ろではコバンザメさんが何やら相談中。
「ちょっと誰にくっついていくの?」
「オレ、あのエイちゃんだな。泳ぎがカワイイもん」
「えーっ?!あの子?ボクが行こうと思ったのに~」
「じゃぁ、いいよ。譲るよ。」
「いや、やっぱりいいや」

そしてちょっと遠慮気味についていくコバンザメさんの姿がとても面白かったです。
突然現れたのはナポレオンフィッシュさん。

「何?何が行われているの?楽しそうだね?」
慌てて逃げることなくゆっくり巡回して深場へ去って行くのを見送って帰ってきました。

今週は大物に会えたのも良かったですが写真撮影&交換大会が行われたのが印象的な一週間でした。

ご乗船ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。

*写真提供ありがとうございます。
のりさん
おばたさん