2017年12月28日木曜日

航海日誌 12月28日(2017)

こんにちはキコです。
2017年の締めくくり年またぎウィーク、マンタ・ジンベエ通常コースのリポートです。

毎年の年末年始をモルディブで過ごしてくださるリピーター様が集うこの週。
2016年の年またぎは雨雨雨でしたが、2017年の年またぎは気候良好! 

先にネタを明かしてしまうと、1週間で水中イルカの当たりが4本! 
そして元旦は、1本のダイビング中にマンタもジンベエも登場という、一富士二鷹三茄子を見た的な、お正月にとっておきな縁起の良いダイビングも(≧▽≦) 

初めてモルディブの方もリピーター様も2018年いいことあるぞ!

では下記、写真付きでご覧ください。

チェックダイビングは、スモールマギリで穏やかなダイビング。
密度よく固まっている、いつも間違いなく写真写りのいいヨスジの群れ。

ウンウン、今日もいい感じ。ここはマクロもじっくり見られるので、ワイド推しのBKSのお客様も、ここでは暫しのマクロモード(^_-) 後半はモビュラーにご挨拶(^_-)





次は南マーレのカンドゥーマへ移動。

ところがエントリーポイントに近づくと、鏡面みたいに水面がフラットな場所(アップカレント)や、湯が沸騰したみたいに水面が沸き立っている場所(ダウンカレント)が至る所にあって、これは危険でしょということで、ココアのリーフダイビングに変更しました。

ですがいざエントリーしてみると、流れはストロングですが、無茶苦茶に複雑というわけでなく、一方向のインカレント。

ということで、ココアリーフからカンドゥーマティラへのチャネルクロスを断行!まだ初日ですが、時差も吹っ飛ぶエクササイズダイビングでした(笑)

3本目はヴァーヴ環礁に移動したかったのですが、外海に出た途端に強風で母船が大揺れ。環礁移動は明日の風をみてということにして、今夜は南マーレ停泊になりました。

2日目1本目はカンドゥーマ。

チャネルクロスではなく通常通りのエントリー。
アウトカレントですが透明度は約20m。
乾季の透明度ですね。

グレーリーフがクリーニングを受けている溜まり場があって、強面なのに表情がダラけているサメたち(笑) 潮あたりにはツムブリが群れていれ、生物を見ても、もう乾季に入ったんだなと感じます。




2本目はグライドゥ。
昨日のこの時間同様、ストロングカレントです。

チャネルコーナーでグレーリーフ・マダラトビエイ・ナポレオンを見たあとは、インリーフに一気に流されます。

しかもこの日は、グライドゥ特有のウォッシングマシーン発生。

潮の渦でキリキリさせられながら、頭上にイルカの群れ!

でもカメラを構えるのがつつつ辛い…(^_^;) でも終わったあとは「楽しかったー」というお客様の笑顔(笑) 流れをとっても楽しんだダイビングでした(^_^)




日程的にはアリ環礁に渡らなければならないのですが、風が落ち着くであろう翌日までロングドライブは様子を見ることにして、ヴァーヴ環礁に移動します。

3本目はミヤルカンドゥ。
エントリー直前にイルカの群れを発見したので、エントリーポイントをズラしてジャンプ。

エントリー直後は群れに当たらず、イルカを探すチームとチャネルクロスチームで分かれます。

チャネルエッジではギンガメの群れ&リバー。

ここでもたっぷりグレーリーフを見たあとは、インサイドの砂地まで気持ちよくドリフト。

後半は水中イルカ! 2ダイブ連続で見られて、どうやら相当引きの良い人がいるらしい\(^O^)/



4本目はナースシャークナイトです。

毎度安定のナースシャークの数。
ダイビングの終盤は、ハウスリーフの桟橋下にたむろするナースシャーク・ツカエイ・ロウニンアジを観察します。

そして水面を見上げるとスノーケラーも多数。
でも下から眺めるバタ足&平泳ぎの姿ってねぇ。ナースシャークを見ながらも、ついついビキニパンツに視線が泳いでしまう…(いやらしい意味ではなくて!笑)





3日目1本目は再びミヤルカンドゥ。

スモール/ミディアムのインカレント、透明度は20m越え。
昨日同様、グレーリーフとギンガメが遠くまで見渡せ、満足度の高い気持ちいいダイビングでした。ずっとここにいたーい。



さていよいよアリ環礁に向けて環礁越え。
実はもう週半ばの日程で、この後は時間を巻いて、ジンベエ・マンタを狙わねば! 

意外とあっさりさほど揺れずに移動でき、昼前にはアリ環礁東側に到着できました。
ヴィラメンドゥでは、ツバメウオとマルコバンとたっぷり戯れました。





3本目は、ダンゲティコーナー組と、ダンゲティコーナーからディグラ方向に向けてチャネル縦断する組に別れてダイビング。

この時間はストロングカレントなので、果たしてどこまでチャネル縦断できるのか!? 

傍目でカマスの群れやグレーリーフやホワイトチップを見ながら、写真を撮ろうと立ち止まると、すーぐに潮に引き込まれてしまうので、ひたすら泳ぐ泳ぐ! 

7thヘブンまで泳ぐとダウンカレント。
吐いた泡が真っ直ぐ上っていかないなか、小さいですがイルカの声が聞こえます。
ふと見上げるとイルカのシルエット! 

もう浮上の時間なので追いかけるのは断念して、最後はブロークンロック近くまでドリフトフィニッシュでした。




今宵は大晦日の夜。
週始めは雲が多くて、今宵はどうしても晴れて欲しかった! 

ここ数年は船内で大晦日ディナーでしたが、今日は久々にサンドビーチディナーです。

日本時間の00:00、モルディブ時間の20:00にワインで乾杯して、とってもボリューミーなディナーを食べながら、ニューイヤープレゼント抽選会!

一等賞は、来シーズン有効の無料乗船券! 
当たったお客様、早々来シーズンのハニファルぐるぐるマンタの週にプレ予約いただきました\(^O^)/ 

次年のニューイヤープレゼントも頑張りますので、一等賞狙いに是非是非お待ちしていまーす\(^O^)/




明けて元旦。
モルディブ日の出の6:11を、とても綺麗な色合いで迎えることができました。

2018年の第一ダイビングはクダラティラ。
モルディブを象徴する魚影のポイントで始まりました。

みんな大好きクダラティラ。なので朝一はダーバーもいっぱいです。
ヨスジの数が相当なので、群れに突っ込んでも魚が逃げない魚影です。やや潮も当たっていて、終盤はフュージラー&アジのアタックショーもあり(^_^)v





2本目は、ディグラ・ディッドゥ・マーミギリ・ボドゥフィノルを回り込んで、ランガリまでジンベエサーチドライブです。

できることなら1月1日にジンベエに会いたい!

ランガリエリアに着くと、割とすぐに水面からジンベエのヒレを発見。
今週はリピーター様がたくさんなので慣れたもの、素早くフィンを履いて飛び込みます。

BKSゲストの貸切ジンベエだったので近くで泳げてよかったのですが、ものすごいクラゲだらけ! 一生懸命スノーケルをしているときは気づかなかったのですが、痒くて痛くて、とてもじゃないけど立ち泳ぎしてられない! 

肌が弱いKIKOはヤブ蚊に刺されたみたいに足がボコボコになってしまいました。
浮遊物が多い場所でスノーケリングするときは、ラッシュとトレンカは大事!ホントに!

まだジンベエが浅いところにいるので、ダイビングもやっちゃいます。

リーフトップで張っていると悠々と頭上に登場したジンベエ。
あのでかい姿を見ると、何度見ても、一瞬でアドレナリンが噴出します。

全員ばっちり見たので、ダイビングタイムは10分でエキジット。

数分ドーニで移動して、マディバルのマンタも見ちゃおう! 
クリーニングを受けるマンタを見ながらリーフを泳ぐこと30分。
真正面からマディバルにジンベエも登場!

BKSゲストみんなにその姿を見せつけるように、まっすぐ堂々と泳ぐジンベエ! 

出ないだろうなと思っているところで出会えると、興奮値が上がりますね〜\(^O^)/ 

2時間の間にマンタ&ジンベエと泳ぐことができて、縁起のいい1月1日です(^_^)v







3本目はムーフシ。
ここでもダイビングタイムのほとんど、マンタ4枚のホバリング。

マンタ単体で撮ったり、クリーニングロックに集まるヨスジやムスジとコラボしてマンタを撮ったり、アングルを練りながらのまったりマンタ鑑賞。今日はマンタ推しだ〜(^O^)




今日はとことんマンタ推しということで、夜はフェスドゥに停泊。
なんと周りは8隻のサファリがナイトマンタ待ち((;゚Д゚)) 
この具合だとウチにマンタ来なくてもお隣さんにお願いできるね〜、なんて悠長に思っていたら、どのサファリにもナイトマンタ情報なし((;゚Д゚)) 

22時近くまで粘りましたが、それからはお酒の時間に。

本日の戦績は、ジンベエ3、マンタ7。1本のダイビングでマンタ&ジンベエというのが素敵でした!

5日目1本目はフィッシュヘッド。
下にグレーリーフがウロウロ(実はイルカも通り過ぎた!瞬く間だったけどラッキー!)、視界一面ベンガルスナッパーとムレハタタテダイの群れ、頭上はクマザサ&ロウニンのアタックショー、ふと足元に気づけばタイマイが食事中。

言葉よりも視覚が雄弁。フィッシュヘッドはいつも素敵な写真が多くて、選ぶのに苦労します(^_-)







2本目はマーヤ。
ここでは胸がキュンキュンするツバメウオ幼魚を観察。

12月・1月はベビーラッシュですかね、サイズの小さいものをよく見かけます。やたらと可愛いんですよね。人間の赤ちゃんとおんなじ感覚かな(^_-)



3本目はラスドゥ。

しっかりアウトサイドリーフにヒットするインカレントで、グレーリーフの群れあり。

それより目を引いたのが、親方サイズのイソマグロ。
通常サイズのイソマグロを5・6匹従える、筋肉隆々の親玉イソマグロがカッコいい!





最終日1本目はもう一度ラスドゥ。
昨日はサメの群れ、今朝はギンガメの群れ。固い確率で群れを見ることができるので、ラスドゥは大物好きに人気のポイントです(^_-)



一足お先にスリランカ航空出発組をお送りして、最終ダイビングはフィッシュタンク。
流れがほとんどなくて、ダイバーもほとんどいなくて、みんな自分が撮りたいものを自由に撮れる、ある意味プライベートタイムな45分でした。

「このポイントが一番楽しかった!」というお客様もいて、マンタ・ジンベエ良かったはずなんだけどな〜と、ちょっぴり苦笑(笑) 

魚工場の真下のポイントなので、魚の集まり具合にすこーしばかり不自然感はありますが(笑)、1週間いろいろ見てモルディブの魚影に目が慣れたあとでも、濃い群れを楽しむことができるポイントですね。






《スペシャルサンクス》

前回のニューイヤーに続き今回も、リピーター様がドローンを持ってきてくれました。
この場では動画を載せることができないのですが、上空からは、インド洋の真珠や、自力では見ることができない角度からのサンライズ・サンセットをお撮りになっていて、とても綺麗! 

そしてこちらも撮りました「人文字BKS」、みんなで一緒に出し物を完成させたって感じで楽しい\(^O^)/

うー、KIKOもドローン欲しい… ドローンに関して全く無知識なので、オススメ情報ありましたら是非教えて下さい(^_-)




2018年の元旦は、1ダイブでマンタ・ジンベエが同時!気持ちのいいダイビングで幕を開けました。

2017年はBKSソレイユ号にとって大変な一年でしたが、たくさんのお客様と盛り上がることができて本当に幸せでした。

2018年はかけがえのない経験を肥にして、心機新たに気張っていきますよ〜!今後とも皆様方の温かいご支援と、力強いご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます!


《今週の記念》
福ちゃん、BKS600ダイブおめでとうございます!
ツッチーさん、BKS500ダイブおめでとうございます!
こずえさん、800ダイブ&BKS100ダイブ、そしてお誕生日おめでとうございます!

《写真のご提供》
福ちゃん、こずえさん、ひがうおさん